徒然日記
22年4月3日 その5336『逢坂誠二の徒然日記』(7033)
夜明け前の函館、空に雲は少なく気温は2度。
日中は11度と2桁になる見込みです。
1)ヴァイツゼッカー氏
ベルリンの壁崩壊直後のドイツを訪問した際に、
見たこと感じたことを今も忘れることができません。
特に東ドイツに駐留していたソ連兵とその家族が列を作って、
6月17日通りを東ベルリンに歩いて戻る光景もその一つです。
手にぶら下げたり抱えたりしているのは西ベルリンで買った電化製品などです。
壁の崩壊、さらに東西ドイツの統一、これを契機に、
彼らは帰国前に西ベルリンで買い物をして帰国しようとしているのです。
つい最近まで敵対していたソ連兵が、西ドイツで買い物をしているのです。
この光景に平和の兆しを感じました。
その後1991 年、ソ連が崩壊し、東西冷戦が終焉となります。
89年のベルリンの壁崩壊からの数年の出来事を見て、
平和な世界が訪れると、私は確実に思いました。
まだ若かった、単純だったのだと思います。
残念ながら、その後も世界各地の対立は続きました。
そして今、再び世界の大国を巻き込んで、大きな対立が始まってしまいました。
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東西ドイツ統一に力を尽くし、統一後の94年まで、
ドイツ初代大統領を務めたのヴァイツゼッカー氏でした。
西ドイツ大統領に就任したのは84年。
翌年5月に以下の一説を含む有名な演説を行います。
「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。」
ヴァイツゼッカー氏が生きていれば、今の時代をどう見ているでしょうか。
さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.4.3===
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