徒然日記

22年9月12日 その5498『逢坂誠二の徒然日記』(7195)

夜明け前の都内、西の空におぼろ月が輝いています。

東の空は雲が少なく朝焼けが見えます。

気温は23度、日中は29度の予報です。

1)いも掘り
一昨日、木古内町で開催された情報労連、 NTT労組のレクのいも掘りに参加しました。

何年ぶりのいも掘りでしょうか。

今、馬鈴薯は機械で掘りますが、昔はもちろん手掘りでした。

畝に鍬を入れてイモを掘り起こし、それを拾います。

いも掘りではなく「いも拾い」、これが私の収穫に対する認識です。

子どもの頃は、秋の収穫の繁忙期になると学校が休みになる日がありました。

農繁休暇です。

農家ではない家も含め、多くの子どもがイモ拾いの手伝いに行きました。

一昨日のいも掘りは、昔のことを思い出しながら、良い気分転換になりました。

2)食料の確保

中国の食料確保の動向に大きな変化が生じています。

まず国内の食料の消費量が増えています。

1997年度からの25年間に中国の大豆消費量が約6.6倍、トウモロコシ消費量が約2.5倍。

当然これに伴って中国の食料輸入が増えています。

中国の現在の大豆輸入量98百万トンは、
世界全体の貿易量166.12百万トンの約59%に相当します。

2020 年度から中国は世界最大のトウモロコシ輸入国となりました。

世界最大の穀物消費国である中国の需要量・輸入量の増加は、
穀物の国際価格を上昇させる要因の一つになっています。

中国など強い購買力や取引交渉力を持つ他国との輸入競争に日本が敗れ、
必要な食料を輸入によって確保できない、いわゆる「買い負け」の発生やその懸念が、
穀物、畜産物、水産物等で指摘されています。

また中国は穀物在庫も増加させています。

日本の食料をいかに確保するか、
その戦略を早急に確立しなければなりません。

その方向の一つが、 37%と先進国中で最も低い食料自給率を向上させることです。

今の日本の農業は化学肥料に支えられていますが、
そのほぼ全てが輸入に頼っています。

海外依存度と主な輸入国は以下です。

窒素:96%(マレーシア、中国で8割以上)
リン酸:ほぼ100%(中国からほぼ9割)
塩化カリウム:ほぼ100%(カナダから 6割、ロシアとベラルーシから3割弱)

化学肥料は輸入に頼り、しかも輸入国が偏っているのが実態です。

しかもここに来て中国が、自国内での肥料確保などを目的に
輸出を制限する方向になっていますし、肥料価格も高騰しています。

つまり自給率を高めるといっても、
肥料面から考えてもなかなか困難な道のりであることは明らかです。

既成概念を取り払って食料確保の方策を早急に検討しなければなりません。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.9.12==

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