徒然日記

22年12月14日 その5590『逢坂誠二の徒然日記』(7287)

夜明け前の函館、空全体に雲が広がっていますが、雨も雪も降っていません。路面は濡れており、ところどころ凍っています。今の気温は氷点下4度、日中も零度をこえない真冬日の見込みです。今日は朝から、#聞く聞く歩く歩く の予定です。

1 )デジタル庁
昨年9月、デジタル庁が発足しました。それから1年あまりが経過しました。デジタル庁のHPには、この1年間の主な出来事として以下のことが掲載されています。

==デジタル庁HPから引用==
設立から1 年で、着実に改革やサービスを前進

2021年
*5月12日 準備室立ち上げ
*9月1日 デジタル庁発足
*10月20日 マイナンバーカードの健康保険証としての利用開始
*10月26日 ガバメントクラウドの対象となるクラウドサービスの決定
*12月20日 新型コロナワクチン接種証明書アプリ / Visit Japan Web運用開始
*12月24日 デジタル庁発足後初の「デジタル社会の実現に向けた重点計画」の閣議決定

2022年
*4月27日 キャッシュレス法の成立
*5月10・11日 独G7デジタル大臣会合への大臣の出席
*6月7日 「デジタル社会の実現に向けた重点計画」改定版の閣議決定
*6月3日 デジタル臨時行政調査会「デジタル原則に照らした規制の一括見直しプラン」を策定
*6月17日 デジタル田園都市国家構想推進交付金(デジタル実装タイプ TYPE2/3)の交付決定

==以上、引用終了==

この様にこの1年間の動きが記載されているのですが、どうも私にはしっくり来ません。個別には、いくつかのことをやっているのでしょうが、行政のデジタル化に向けた精神というか、基本的考え方が見えないのです。確かに HPには、以下のようなことも書かれています。

==ミッション・ビジョン・バリュー==
ミッション
誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を。

ビジョン
優しいサービスのつくり手へ。
大胆に革新していく行政へ。

バリュー
一人ひとりのために
常に目的を問い
あらゆる立場を超えて
成果への挑戦を続けます
==以上、引用終了==

言葉としては良いことが書いてあります。デジタル庁設置法にも「デジタル庁は、行政各部の施策の統一を図るために必要となる事務をつかさどる。」とも規定されています。しかし、各省の取り組みを見るとバラバラに見えます。施策の統一が図られてはおらず、各省がバラバラに実施しているのです。これではデジタル化の真の意味での効果、恩恵は少ないものと思います。もう少し調べてみますが、今からでも遅くないので、各省を貫く統一的な理念、システムのあり方を明確にして、全体を再構築しなければなりません。

2)杜撰な原発の稼働年限
北電が泊原発建設前の1981年に地域住民との意見交換で「原発の寿命は設計の上では大体30年から40年くらい」と説明したとの記録が、原子力規制委員会が保管する資料に残っていたことが、昨日の道新で報じられています。
現在、原発の利用は原則40年(特例的に60年)に限られていますが、政府は規制のルールを見直してそれを延長する検討を進めています。北電も40 年以上の運転を目指しているといいます。しかし41年前には、住民に設計寿命は40年くらいと説明していたのですから、いい加減なものです。北電はかつての住民への説明を変更し40年以上運転するならば、再度、丁寧な説明をすべきです。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.12.14===
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

     原発寿命40年と言うは、原子炉圧力容器の材質が長期の量子線暴露に
    より劣化し、緊急炉心冷却装置が働き、冷却水が入ると低温脆性破壊を
    起こすことから判断されて数値だったと思います。原子炉だけではなく、
    配管類エロージョンコロージョンにより減肉も起こります。この減肉は
    時間にほぼ比例します。拝見を逐次更新しなければなりませんが、
    その間は停止。おそらく、停止しっぱなしの事態となるでしょう。

    上の二つは実験や他のプラントの過去の実例を通して、真面な機械屋さん
    であればだれでも知っていること。この辺りのご技術的限界の再検証を
    行ってない稼働延長論は噴飯モノの床屋談義レベルと断じてよいでしょう。

    うらべ
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