徒然日記

23年5月25日 その5752『逢坂誠二の徒然日記』(7449)

都内の朝、空全体に薄雲が広がっています。所々から青空も見えます。気温13度です。日中も曇り、予想最高気温は22度の見込みです。雨が降るような天気ではありません。

1)国土審議会離島分科会
昨日、国土審議会の離島分科会が開催されましたが、私は予算委員会と重なったため遅れての参加となりました。以下の発言をしました。

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離島は周囲を海に囲まれているため、海洋ごみ(漂流・漂着など)の存在が特に目につきやすく、海洋ゴミによって地域全体の環境が悪いかのような印象を与えかねません。政府は現在も、漂着ごみに対する対策を行なっておりますが、それら対策をより一層周知すると同意に予算の拡充も行い、離島の自治体が積極的に海洋ごみ対策に取り組めるよう配慮願いたい。

離島は地理的条件などを理由として離島以外の地域との隔絶性が高く、一般的に「条件不利地域」などと呼ばれることがあります。逆に、この隔絶性の高さが、地域内で完結するような取り組みを行う場合は、有利に働く場面もあると承知しております。食料自給率を高めること、脱炭素を念頭にして再生可能エネルギー比率を高めること、これらは現在の日本の大きな課題ですが、日本全体でこれらの課題を克服するのは、簡単なことではありません。一方で隔絶性の高さを逆手にとって、条件の合致する離島において、食料自給率を高め、再生可能エネルギー比率を高めることは、日本全体が目指す姿のモデルにもなりうると思われます。こうした観点から、条件の叶う離島での食料自給率の向上策と、再生可能エネルギーの普及促進策に、政府としてさらに力を入れて頂きたい。

==以上==

14年前、2009年6月のことになります。「究極のエコアイランド『奥尻』」と題するエッセイを自然写真雑誌『 Faura(ファウラ)』に連載中の逢坂誠二の丁々発止に掲載しました。奥尻は昨年11月、環境省の脱炭素先行地域に選定されました。14年前の私の提案が確実に進んでいることを嬉しく思います。

このエッセイは、次の「みんなのラジオ『逢坂誠二の丁々発止』で紹介したいと思います。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.5.25===
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. お疲れ様です。

    >食料自給率を高めること、脱炭素を念頭にして再生可能エネルギー比率を高めること、これらは現在の日本の大きな課題ですが、日本全体でこれらの課題を克服するのは、簡単なことではありません。

    食料自給率アップには賛成です。
    しかし、私は、脱炭素と再エネを同時に進めるのは、無理だと思っています。
    まず、「再エネの利便性の向上による電気代の値下げ」と「それに伴う実績の積み上げ」を優先すべきだと。

    確かに、再エネ賦課金が増えれば、再エネの技術開発の為の予算が確保できるのかも知れません。
    しかし、CO2削減量を46%とすると、1兆円の国民負担/ CO2を1%削減の様ですから、総額46兆円。

    国民一人あたりの負担額は、年間38万円。月額3万円ほど。

    CO2削減量を、26%から46%にした訳ですから、年間20兆円の負担増。
    国民一人あたり約16万円の負担増。月額1.3万円の負担増。一世帯が3人だとすると、月額4万円ほどの電気代値上げ。

    (参照URL)「脱炭素」で電気代が5倍の年間60万円~9年後、あなたは払えますか?
    https://cigs.canon/article/20210614_5936.html

    温暖化問題について議論をする事も大事ですが、国民の生活に与える影響も考慮した上で、政策の立案をお願い致します。
    電気料金上昇は、低所得者の生活に大きく影響を与えますから。
    再エネの優先順位を決め、負担の少ない発電方法に集中させる形で、お願い致します。
    可能な限り庶民ファーストで。

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