徒然日記

マイナ保険証を検証する /逢坂誠二#7518

【23年8月2日 その5821 『逢坂誠二の徒然日記 #7518】
夜明け前の都内の空は、多少雲が多めですが、晴れと言える雰囲気です。朝の気温は23度。一昨日までの、朝からの厳しい暑さは回避されています。日中も晴れ、予想最高気温は 36度です。
昨日13時頃、都内は急に黒い雲に覆われ、雷鳴と激しい雨。場所によっては雹が降りました。想像もできないような天気の急変です。今後も何が起こるのか予想もつきません。
今日午前、札幌に移動し会合に出席、夜は帰函します。今夜は満月、月を見ながら少しゆっくりできるでしょうか。

1)マイナ保険証を検証する
このたび私が座長になって「立憲民主党マイナンバー在り方検討プロジェクトチーム」が発足し、昨日、第1回会合を開催しました。PTの設置目的は以下です。
「デジタル化は喫緊の課題であり、真に「人にやさしいデジタル化」による「誰ひとり取り残されないデジタル社会」を目指すためにも国民の納得と国民の不安払拭が不可欠である。個人情報は国民一人ひとりのものであり、国民が自らの情報を取り扱う権利を最大限に尊重するとともに、セキュリティを万全にする観点等から、マイナンバー、マイナンバーカード、マイナ保険証の在り方について検討する。」
この PTでは以下の2点を整理することにしております。
1. 当面、マイナ保険証の課題・問題点を洗い出した上で、党の考え方を整理する
2. その後、マイナンバーカード、マイナンバー全般についての考えを整理する
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マイナ保険証を利用することで、データに基づくより良い医療が受けられるなど、様々なメリットがあると政府は言います。主なメリットは下記の通りと言われています。

*薬剤情報や特定健診結果などの医療データを共有できるため、初めての医療機関でもより良い医療が受けられます
*限度額適用認定証がなくても、高額療養費制度における限度額を超える支払いが免除されます
*顔認証による自動受付でスムーズに医療保険の資格確認ができ、医療機関や調剤薬局における事務処理の効率化が期待できます
*医療保険の請求誤り等が減少することから、事務処理コストが削減でき持続可能な制度運営につながる見込みです
*就職や転職、転居してもマイナンバーカードを健康保険証として引き続き使うことができます

このようにメリットが多いとされるマイナ保険証ですが、現時点で利用できる医療機関・調剤薬局は限られています。その上、マイナ保険証に繋がるシステム整備が不十分なため、政府が標榜するメリットをいつから受けられるのかも不透明で、政府自身も目指すべきゴール、その達成時期を明確化できていないようです。それにもかかわらず、今の健康保険証廃止だけは時期も含め明言しています。さらにマイナ保険証に紐付く情報も不明確です。
マイナ保険証のオンライン資格確認等システムでは、以下の情報が紐付けられます。
「被保険者の資格情報」、「薬剤情報」、「診療情報」、「特定健診情報」、「医療費通知情報」

政府は、それぞれの情報の詳細は以下と説明します。
1 特定健診等情報:
受診者情報、特定健診結果情報(血液検査、 心電図検査等の結果)、質問表情報

2 薬剤情報:
受診者情報、薬剤情報(調剤年月日、医薬品名等)

3 診療情報:
受診者情報、患者における過去の受診歴情報、
診療実績情報(診療年月日、診療行為名等(放射線治療、病理診断、手術等を対象としている。 )

次回のPTでは、これらの情報について、さらに詳しくヒアリングをします
*紐付け情報の詳細
*オンライン資格確認等システムとの連携の時期
*患者が受診後、これら紐付け情報が医療現場で活用できる時期
*全ての受診患者のうち、何割程度の患者情報が活用できるようになるのか

今の時点での1 番の問題点は、政府は理想の姿を語ってはいますが、その具体的な内容と実現の時期が不明確なことかもしれません。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.8.2===

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