徒然日記

教員志願者が減っている/逢坂誠二 #7568

【23年9月21日 その5871『逢坂誠二の徒然日記』 #7568】 夜明け前の函館の空、雲が広がっていますが雨が降る様子はありません。気温は15度。日中は曇りのち雨、20度の予報です。やっと秋の佇まいです。
1)教員志願者が減っている 以前からも指摘しておりますが、教員の志願者が減っています。6月の街頭相談会では、教員志願者が減り、今後の教育の質の確保が難しいとの指摘もありました。朝日新聞(20日朝刊)で、2024年度の公立学校教員採用試験の状況が報じられています。
==以下、記事から== 2024年度採用試験の志願者は全国で計12万7855人、前年度から6061人(4.5%)の減。
採用試験を行う全国68機関のうち38機関で、24年度試験の志願者数がこの5年間で最低。
志願者数が減った理由について選択肢を示して複数回答可で聞いた結果は以下。 *教員の長時間労働などの問題が知られ、大学生から教職が敬遠されている(30機関) *教員以外の業種の採用拡大による競争激化(29機関)
==以上、引用終了==
極めて深刻な事態であることは毎度指摘の通りですが、具体的数字を目の当たりにすると、その深刻さがより一層明らかになります。先般も文科省に対して、教員試験志願者を増やすための対策の要請を行いましたが、反応は今ひとつです。
志願者を増やすため、一定の条件のもとで1次試験を免除するなどの工夫をしている機関もあります。確かにそれも一案かと思いますが、それを多様すれば、教員の質の低下も懸念されます。やはり最大の対策は、教員の働き方を改善し、長時間労働、ブラックな状態から解放することです。引き続き教員の働き方の改善、処遇の向上に力を尽くします。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。 ===2023.9.21===
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    教員志望者減少と質の低下。深刻です。
    教職以外の仕事の削減と給与の改善などの待遇改善は
    もちろんですが、それも限度があるとすれば、
    その理由は何でしょう?

    もし、この想像が真実に近いものであれば、事は限り
    なく深刻なのですが、もしかしたら、教員志願者の
    年代の若者たちは、自分が受けた教育に魅力を感じ
    なくなっている世代なのかも知れません。

    かなり突っ込んだ大規模の調査研究が必要では
    ないでしょうか?

    うらべ
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