徒然日記

終戦後、財政の荒療治/逢坂誠二 #7637

【23年11月29日 その5940『逢坂誠二の徒然日記』#7637】 夜明け前の都内、今日も雲が少なく東に金星、西に月が見えます。気温4度。日中も晴れ、気温は17度の見込みです。
1)終戦後、財政の荒療治 終戦直前、日本の財政は破綻状態でした。(実は今と似ていると指摘する方もおります。) そこから脱出するため、政府は相当の荒療治を実施しました。
結論を先に言うと、政府の負った大きな債務を国民の資産(動産、不動産、預貯金、債券など)で穴埋めをしたのです。
1946年2月17日: 預金封鎖と新円切り替えの実施
この日以降、古い円は使えなくなり、国民は自分の預金口座からは日々食べるための最低限(一月に100円/1人、300円/世帯主)の新円しか引き出せなくなったのです。
この対策の公表は、実施前日の16日でした。
1946年11月: 動産、不動産、現金預金等を対象に、一度限り、高率の財産税(税率:25〜90%)を実施
この財産税を主な原資として国債の償還を行ないました。
また政府の負っている債務と同額で戦時補償特別税の課税、つまり政府が購入した物品やサービスの対価の支払いを、政府が同額の課税を行なって相殺し、事実上の踏み倒しも行なったのです。
ほかにも今では信じらないほどの荒療治を行なっています。
結局のところ、国民の預貯金と資産の実質的な価値を失わせることで、何とか危機を凌いだのです。
こんなことにならないようにするのは当然のことですが、アベノミクスは、こうした状態を想起させるほどの負の遺産を残しています。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。 ===2023.11.29===
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