徒然日記

技能実習から育成就労へ/逢坂誠二 #7711

【24年2月11日 その6014『逢坂誠二の徒然日記』 #7711】 昨朝、帰函し江差へ向かい、新春の集い。その後、夕方、札幌で会合。今朝は札幌での朝です。雪が降り、氷点下3度。早朝に帰函し、函館での新春の集い、夜はせたな町で新春の集いです。
1)技能実習から育成就労へ 30年前に始まった外国人の技能実習制度が大きく変わります。
これまでは、日本で習得した技術を帰国後に生かしてもらう「国際貢献」が目的でした。しかし現実には安価な労働力を確保する側面があり、事業者の中にもその認識があったのは事実です。長時間労働や賃金の不払いなども発生し、実習生の失踪もありました。
実習生が送り出し機関に多額の手数料を支払い、借金を背負って来日するケースや悪質な監理団体も存在していました。
今度は、3年間の就労を認める「育成就労制度」となります。
「人材の確保と育成」を掲げ、人手不足を補う目的を明確にし、外国人を労働力として受け入れることになり、大きな政策転換です。
1~2年間働けば、同じ業種での転職を認めることも今まではにはなかったことです。
育成就労で3年働けば、高度な技能を持つ人に認めている「特定技能」に移行できる仕組みになります。
育成就労制度が、良い仕組みとなるよう、さらに力を尽くします。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。 ===2024.2.11=== 逢坂誠二への個人献金はこちらです。 ohsaka.jp/support/donation.html
  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    技能実習生制度、保守右派は移民政策と結びつけて
    頑強に抵抗しそうですが、今後100年で人口が6割になる
    日本には必要な人材です。是非、上手く行って欲しい。
    ただ、既に日本は近隣諸国の若者たちの憧れの国では
    なくなっています。質の高い実習生が集まるか否か、
    多少心もとなく思います。

    それはそうと、経産省は随分とのめり込んでいますね。
    朝日新聞が警鐘を鳴らしています。関係者たちは、この
    社説を、警鐘というより忠告として聞いた方が良いよう
    に思います。東北大学の半導体研究力を頼って協定を
    結んだ北大然りです。なんでも、両大学の総長は
    札幌南高校の親しい同級生らしいですね。それは結構な
    ことですが、蹉跌となって跳ね返らないことを願います。

    ―――――(引用)―――――――――――――――
     数兆円の国費を使い、ほぼ丸抱えで事業の立ち上げを目指す
    ものもある。「経済安保」が名目だが、政府主導で持続性は
    あるのか。資源の配分をゆがめ、かえって成長を妨げる恐れは
    ないのか。立ち止まって再考すべきだ。

     経済産業省は、ラピダスの半導体は将来の自動運転に必要で、
    財政負担は税収で取り返せるという。だが、10年以上とも
    される技術の遅れを取り戻した上で顧客を開拓し、毎年数兆円
    の投資を続けなければ勝ち残りは難しい。

     いま半導体産業誘致が進む地域は活況に沸いている。技術者の
    挑戦も応援はしたい。だが、経産省や政治家が「半導体の復権」
    を唱え、国内生産を自己目的化するような動きは合理的ではない。
    政府主導の産業政策は非効率と無責任がつきまとい、失敗の
    尻ぬぐいは国民負担である。
    https://digital.asahi.com/articles/DA3S15861453.html
    ―――――――――――――――――――

    小職は、ラピダスに関して言えば、10年の技術的遅れは10年
    くらいでは取り返せないだろうと考えています。モノ作りは、
    官僚が机上で計画して上手く進むほど、甘くはありません。
    結局、挫折するという予想です。

    うらべ

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