徒然日記

自治体の財政を守る/逢坂誠二 #7718

【24年2月19日 その6022『逢坂誠二の徒然日記』 #7719】

夜明け前の函館、薄雲が広がり星は見えません。1度程度。日中も曇、夕方には雨の予報です。日中はなんと15度まで上がる見込みです。雨水とはいえ、春が早すぎます。

1)自治体の財政を守る 私は自治の現場で22年間、仕事をしました。その経験も踏まえ、自治が民主主義の源泉だと痛感しています。自治がしっかりしなければ、国全体の民主主義も機能しないのです。中央政府(国)は、全国の自治体をはじめ様々な形の自治が生き生きとした活力のある活動となるよう心がける必要があります。
私が国政に軸足を移すきっかけは、小泉政権時代の三位一体改革と平成の大合併でした。この二つを首長として体験し、日本の中央政府(国)は、自治のことを理解していないと感じたのです。国が自治のことを理解していなければ日本の民主主義は劣化する、このことを危惧しました。
朝の日記ですから、あまり深くは書けませんが、三位一体改革で、小規模自治体の地方交付税額が大幅に減ることになりました。
この地方交付税を守り、全国の自治体が確実に自治の活動ができるようにしたい、それが私の大きな目標でした。
例えば長万部町の令和3年度歳入決算(一般会計)は約65億円です。その内、町税が6.2億円であるのに対して、地方交付税は26.2億円です。全体決算に占める交付税の割合は約40%にもなります。地方交付税税がいかに重要な財源であるかが分かります。
8区管内では最大の財政規模となる函館市の令和3年度歳入決算(一般会計)は以下です。
総額:1,465.3億円 市税:312.7億円 交付税:340.4億円
市税よりも交付税が多く、決算全体に占める交付税の割合は23%にもなります。
8区管内では、他の市町に比較すれれば、函館市は北斗市と並んで財政力が高い方ですが、その函館でも歳入の約4分の1が交付税なのです。
ちなみに北斗市の決算状況は以下です。
総額:249億円 市税:52.3億円 交付税:64.5億円
決算全体に占める交付税の割合は25.9%になっています。
8区管内では、市税、町税よりも交付税額が多く、財政力に関わらず交付税の確保が極めて重要なことなのです。
国等からの補助金等も極めて大切なものですが、これらは特定の決められた事業にしか使えません。
一方で地方交付税は、教育、福祉、道路、公園、港湾、建築、農業、災害、人件費など、あらゆるものに使える財源です。
私が、国会に来た理由の一つは、自治を守ることであり、その活動を支える財源(地方交付税)を守ることです。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.2.19===

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