徒然日記

金利ある世界/逢坂誠二 #7746

【24年3月17日 その6049『逢坂誠二の徒然日記』#7746】

夜明け前の函館、空全体に雲が広がっています。1度程度です。日中も雲が多く曇りの予報です。8度程度と見込まれています。今日は彼岸の入りです。

1)金利ある世界 明日からの日銀の金融政策決定会合でマイナス金利政策が解除される見通しとの報道が流れています。今年の賃上げ率は5.28%と33年ぶりの高水準で、2%の物価目標を持続的・安定的に達成できる環境が整ったと日銀が判断するようです。日銀が政策金利を引き上げるのは17年ぶりです。
現在、短期の政策金利はマイナス0.1%。これを0.1ポイント以上、引き上げて短期金利を0〜0.1%に誘導する案が有力とされています。これで16年2月に開始したマイナス金利政策は終了です。そうなれば世界でマイナス金利政策を採用する中央銀行はなくなります。

また日銀は長短金利操作(YCC)も撤廃、上場投資信託(ETF)や不動産投資信託(REIT)の新規買い入れも終える見通しのようです。
大規模緩和から正常化に向かい「金利ある世界」に踏み出します。

賃金が上がれば、個人消費が増えます。人件費の増加は物価の押し上げ要因にもなります。植田日銀総裁が言う「賃金と物価の好循環」に入ったと判断したのでしょう。
金利ある世界は正常な世界といえますが、今の日本では困ることもあります。

*多額の国債利払いが増える
*日銀が債務超過に陥る

日銀の政策転換で、株価、為替への影響も懸念されます。
日銀の政策発表は19日(火)ですが、事前の報道どおり政策転換となるのか、その発表によってマーケットなどがどう動くのか、注視します。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。

===2024.3.17=== 逢坂誠二への個人献金はこちらです。
ohsaka.jp/support/donation.html

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です