徒然日記

人口減少を前提に/逢坂誠二 #7774

【24年4月14日 その6077『逢坂誠二の徒然日記』#7774】
午前5時の函館、薄雲が広がっていますが、雨の雰囲気はありません。気温5度。昼過ぎからは晴れ間が広がる予報です、日中は17度程度になる見込みです。

1)人口減少を前提に
厚労省の人口動態統計によれば、近年出産した女性の9割近くが25~39歳であることがが分かります。

先日、総務省から2023年10月1日現在の人口が発表されました。

それによりますと25~39歳の日本人の女性人口は、9,145千人です。

昨年の出生数は、約75万人です。この75万人の9割近くのお母さんが、25〜39歳ということになります。

25年後にこの年齢に達する,今の0~14歳の日本人の女性人口は、同じく総務省資料によれば、6,793千人です。

25年後の25〜39歳の女性人口は,今よりも確実に25%は減るのです。

これは動かし難い事実であり,衝撃的なことです。

仮に25年後も今と同じ出生率だったとして,25年後の1年間の出生数は,単純計算で56万人程度ということになります。この時点の0〜14歳人口は、少なくとも25%は減っている可能性が大です。

これは正しい人口推計ではありませんが、単純計算によれば25年毎に25%出生数が減ることもあり得る、これが今の日本の現実です。(国立社会保障・人口問題研究所の中位推計も、この私の単純計算に近い数値です。)

2022年に、イーロン・マスクさんが「出生率が死亡率を上回るような変化がない限り、日本はいずれ存在しなくなるだろう」と述べました。

今後も継続して25年で25%人口が減るということは、このイーロン・マスクさんの指摘もあながち間違いではありません。

少子化対策は極めて重要なのですが、仮に少子化対策が上手く進んで、今の75万人の出生数が減らないと仮定しても、人口の減りは100年以上は続きます。

だからこそ、人口減少を前提にした地域づくり、国づくりが必要なのです。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.4.14===
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    地方都市のまちなか再生に関わり始めた20年前から、
    この社人研のデータには注目しています。これまでの
    経験では、ほぼ中位推計のやや下くらいが、実際の
    人口減に当て嵌まっているようです。

    この日本の人口減が深刻なのは、過疎地が減少していく
    だけではなく、規模の大小を問わず、全国の都市、中でも
    これまでの中核部での人口減が目に見えて進んでいる
    ことです。

    さらに、今や7大都市の多くも目に見えて人口減となり、
    東京圏のみが辛うじて現状維持では、多少大袈裟ですが、
    都市の文化が無くなり、日本の現代文明の衰退に繋がり
    ます。

    政府の少子化対策は的外ればかり。多くを望めませんし、
    功を奏したとしても、趨勢が変化するまでに数十年。
    逢坂さんの仰るように、まずは人口減を前提とした社会
    を確りと築いていく事が重要です。その準備が政府に
    あるようには見えません。立憲民主党は、日和って
    ばかりいないで、政府には言えない人口減社会のため
    の政策を、大きな声で叫んでほしものです。

    うらべ
    ――――――――――
    国民

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