徒然日記

マイナ保険証の迷走/逢坂誠二 #7788

【24年4月28日 その6091『逢坂誠二の徒然日記』#7788】
午前5時の函館、既に空は明るく雲はありません。でも少し靄っている感じです。黄砂でしょうか。朝の気温は8度。日中も晴、夕方から曇る見込みです。最高気温は18度程度です。

1)マイナ保険証の迷走
武見厚労大臣がマイナ保険証の利用率が低くても、閣議決定通り、紙の健康保険証を12月に廃止すると言明しました。

今後の保険証の扱いは以下です。

*現在の紙の保険証の新規発行は今年12月1日まで
*12月2日以降は、マイナ保険証の利用が原則
*この時点で手持ちの紙の保険証は来年の有効期限到来日まで使用可能
*マイナ保険証を保有していない方には、来年の有効期限が切れる前に資格確認書を交付

マイナ保険証の3月の利用率は5.47%です。

このまま廃止すれば、混乱が起こるのは必至です。それを避けるため「資格確認書」を交付するのでしょうが、そんな新たな事務負担を強いる必要はありません。今の紙の保険証の発行を継続し、当面、マイナ保険証と併用すれば良いのです。

そしてマイナ保険証の利用率が上がった段階で、紙の保険証を廃止すれば良いのです。簡単なことです。

新規に資格確認書の発行をすれば国民が混乱する上、自治体や保険者の皆さんに新たな事務とコスト負担が生じます。

岸田総理の対応は意味不明なことが多く呆れるばかりです

さらに河野大臣が、マイナ保険証が利用できない診療所や病院があった場合、相談窓口への連絡を支援者に呼びかける内容の文書を、自民党の国会議員に対し配布しました。

これも驚きの事実です。相談窓口に連絡をして、国から指導でもするつもりなのでしょうか。まるで密告を奨励するような文書で、なぜこのような発想になるのか、これも理解できません。

デジタル化の推進は重要なことですが、使い勝手の悪い仕組みを強引に進めては、日本のデジタル化は遅れる一方です。ここまで泥沼にハマったマイナ保険証、マイナカードは一度、立ち止まってゼロから見直す方が、急がば回れかもしれません。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.4.28===
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