徒然日記

人間のための経済/逢坂誠二 7907回

今日午前、都内で講演のため昨夜、上京しました。講演が終わり次第、帰函します。

1)人間のための経済
市場における自由な経済活動が、社会の活力を生み出し、国民生活を豊かにするのは自明

しかし、市場にすべてを任せ、強い者だけが生き残ればよいという発想や、国民の暮らしを犠牲にしても、経済合理性を追求するという発想が成り立たないことも明らか

当然のことなのですが、「人間のための経済」への転換が必要

経済合理性や経済成長率に偏った評価軸で経済をとらえるのをやめようということ

経済面での自由な競争は促しつつも、雇用や人材育成といった面でのセーフティネットを整備し、食品の安全や治安の確保、消費者の視点を重視するといった、国民の暮らしの豊かさに力点を置いた経済、そして社会へ転換させる

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これは今年の4月にも紹介した、2009年10月26日、当時の鳩山総理の所信表明演説の抜粋です。

私がなぜこれを何度も紹介するのか。それは2009年以前から、人間が幸せにならない経済はおかしいと感じており、あの年の政権交代で、人間のための経済が実現するという強い期待を持ったからです。人間のための経済は、本当に当たり前のこと、真っ当なことなのですが、自民党は、この経済と真逆のことをやったのです。

税収が史上最高、株価も高い、大企業の収益も最高、大企業の賃上げは33年振りの高水準と、こんなにも調子が良いのです。

ところが昨年の生活保護申請はこの10年で最高、実質賃金は上がらず、国民一人当たりGDPは38位にまで低下しています。

政策、社会の仕組みが、人間をためのものになっていないのです。国民の暮らしの豊かさに力点を置いた経済や社会へ転換させなければなりません。人間のための経済を実現させなければなりません。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【24年8月25日 その6210『逢坂誠二の徒然日記』7907回】

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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    2009年10月の鳩山さんの所信表明演説は正しい現状認識でした。
    未だに、あの当時の経済観念から抜け出る事が出来てない政権は交代すべきです。
    下記は、以前も何度かご紹介しました、小川製作所さんのツイートです。
    政府発表の各種統計資料を基に、端的に、日本国内の経済的疲弊の原因を
    指摘しています。「資本主義経済」としては、極めて異常です。
    自民党政権では、この異様な経済社会を抜け出る事は不可能です。
    ――――(引用)――――――――――――――――
    小川製作所 | 製造業x経済統計@OgawaSeisakusho
    「ストックから見る日本経済」

    家計:低所得化 ⇔ 金融資産増加・偏在
    企業:付加価値停滞 → 金融・海外投資
    政府:収入・支出停滞 → 負債増加
    海外:日本からの投資超過

    負債を増やす主体が企業から、政府+海外に変化しているのが特徴的です
    https://x.com/OgawaSeisakusho/status/1827146555750855125
    ―――――――――――――――――――――――
    立憲民主党として、2,3度と言わず、来てくれるならば何度でも、
    小川氏を講師に招いて、勉強会を開き、あるべき経済の姿を党全体で
    共有し、いち早く、国民に訴えればよいのではないだろうかと思います。
    それが出来た政党が、21世紀の日本を背負うと思います。

    うらべ
    ――――――――――

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