徒然日記

6月5日 その2112『逢坂誠二の徒然日記』





本日、都内で用務のため、昨夜遅く上京し
た。



朝も雲が少なく、気温は20度程度。



日中は27度まで上がる見込み。



梅雨らしくない、

爽やかな一日になる見込みだ。







1)W杯

昨夜、サッカーの日本代表が、

2014年W杯ブラジル大会への

5回連続の出場を決めた。



世界ランク30位の日本は、

アジア最終予選B組で、

世界ランク47位のオーストラリアと1―1で引き分けた。



4勝1敗2分けで勝ち点が14、

1試合を残してB組1位が確定。



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昨夜の試合の引き分けが決まった瞬間、

Twitterやfacebookなどに一気に、

W杯出場のメッセージが流れた。



なんとも今の時代らしい光景だ。



日本代表には、

より一つでも前に進めるよう、

頑張ってもらいたい。







3)キャラバン

昨日も、連合北海道の格差是正のキャラバンに同行し、

厚沢部、乙部、上ノ国、江差を訪問している。



各町では街頭でマイクを握って、

今の経済財政政策の課題やその処方箋について話をした。



また役場を訪問し副町長さんと、

商工会では事務局長さんと、

地域の課題などについても懇談させて頂いた。



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2日からの3日間、

8区管内23箇所で

街宣を行うことができ感謝している。







3)ネット販売

市販薬(一般用医薬品)のインターネット販売が

原則解禁されることになった。



安倍総理は、14日にまとめる成長戦略に

ネット販売の原則解禁を盛り込む方針だという。



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国民の健康や命を守る医薬品が、

経済の成長戦略の文脈で議論されている。



何とも嘆かわしいことだ。



議論の土台が完全に間違っている。



国民の健康や命をどう守るかの観点で、

議論するのが筋のはずだ。



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解禁を決めてから、

新たな有識者会議を設けて、

秋までに安全確保策を検討する方針だという。



これも本末転倒だ。



安全対策が確認され、

その確認された安全対策の範囲内での解禁なら理解できるが、

議論が全く逆だ。



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今回の解禁は、

医師薬剤師など医療に従事する側から発せられたものというよりは、

医薬品を単なる商品と見立て、

販売する側からの強い要請が背景にある。



成長や規制緩和と言えば聞こえが良いが、

命や健康を忘れた「儲け」を念頭にした解禁議論だ。



国民の命を守るという医療の観点を忘れ、

医療を金儲けの道具としか見ることのできない雰囲気の中で、

ネット販売を原則解禁すると、

日本の医療全体がおかしくなる懸念がある。



「金儲け中心主義」を、

今一度、冷静に見なおすべきだ。







4)節度ある投資

横浜で開催されていた、

第5回アフリカ開発会議(TICAD5)が、

一昨日、閉幕した。



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インフラ整備など民間主導の成長促進を通じて

「裾野の広い中間層の創出を後押しし、

アフリカ大陸を世界成長の原動力に変容させる」などの

「横浜宣言2013」が採択された。



終了後の記者会見で、

安倍総理は、高揚感があったのだろうか、

ちょっと上ずり気味に次のように述べた。



「21世紀半ばにかけ、

アフリカは間違いなく成長の中心になる。

そこに今、投資しないでいつするのか。

伸びるアフリカに投資すべきは今だ。」



この発言に

私は、軽はずみな不用意さ、不見識を感じた。



確かに成長するだろうが、

アフリカには、貧困や民族対立、

あるいは独自の文化もあり、

経済投資で多くのことがバラ色になるわけではない。



逆に投資によって、文化、伝統、

地域や民族間のバランスなど、

これらを壊しかねないことも容易に想像がつく。



確かにアフリカは経済的な成長の余地は大きいのだろう。



しかし、単なる金儲けや、薄っぺらな善意の押しつけでは、

様々な課題の解決どころか、

逆にそれらの問題を深刻化させかねない。



無節操な投資、性急な回収ではなく、

各国や地域個別の課題に丁寧に寄り添う

節度ある投資が不可欠だ。



「投資すべきは今だ」

という安倍総理の発言を見ていると、

そんな節度が感じられず、

恥ずかしさを覚えしまう。



ここにも「金儲け中心主義」がはびこっている。







さあ今日も、しっかりと前進します。

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     2013・6・5 Seiji Ohsaka


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皆様のコメントを受け付けております。

  1. ついに解禁されたインターネットによる医薬品の販売。
    インターネットが普及しているからといい、
    本当に「安全性」が確保されるのだろうか。
    一医療人として、全く理解不能である。
    薬害被害が何度も繰り返されてきた過去を
    この国は忘れたのだろうか。
    国民の命と安全を守るはずの医療さえ、商品としか見ていない政治は、
    将来に大きな根幹を残すことになるだろう。

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