徒然日記
9月2日 その2202『逢坂誠二の徒然日記』
残暑が続いている地域もあるが、
猛暑、酷暑と言われた夏が、
確実に変化を見せている。
もちろん夏から秋へと移ろっても、
大気が不安定な状態は続くし、
災害への備えを欠くことはできない。
収穫の秋に向かって、
各地でたわわに実った稲穂が頭を垂れている。
大風や大雨で、稲が倒伏しないように祈っている。
1)原発推進
一昨日、締め切られた
国の来年度予算概算要求の資料を眺めている。
唖然とすることばかりだ。
なりふり構わぬ原発推進姿勢が鮮明だ。
福島第一原発の事故対応がままならぬ状況だ。
原子力に対する、今後の大きな方針も決めぬまま、
国民にも説明せずに、推進一辺倒とは、驚きを禁じ得ない。
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日本原子力研究開発機構の
高速増殖原型炉「もんじゅ」技術を活用した高速炉の技術開発で、
13年度当初予算比56%増となる50億円を計上。
増額理由は、
今年6月の日仏首脳会談で、
日仏が協力して高速炉を推進合意をしたことを受けての措置
と説明している。
だがだ、
もんじゅではずさんな点検漏れが見つかり、
原子力規制委員会が
運転再開準備を禁じる命令を出していたはずだ。
国民に説明もせずに、
海外で約束をしたことを根拠として推進するなどは、言語道断だ。
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原発で重大な事故が起きても
動き続ける原発内の計器類の開発など安全対策の高度化に、
57%増の85億円を要求している。
これは原発再稼働が前提と思われるが、
これももっと説明が必要だろう。
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新規事業には驚いた。
原発立地17地域の経済活性化に13億円を計上。
この予算は、
地域特産品のPRや
雇用対策の専門家の派遣などを行う経費だという。
お金で立地自治体、立地地域を黙らせる、いつもの手法だ。
呆れるしかない。
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福島第一原発の汚染水対策は
予算額を示さない「事項要求」だ。
原子炉建屋周囲の土を凍らせて地下水の流入を防ぐ
「凍土遮水壁」などの対策を想定しているらしいが、
具体策が固まっていないため、
現時点で、金額を決めらず事項要求となっている。
原子力発電のコストが高いとか安いとか、
色々な議論があったが、
結局のところ、こうした重篤な事故が発生すれば、
それは莫大な税を投入して対応するしか方法がないのだ。
原発は、人間がコントロールできない大変な代物だ。
だから、少なくとも日本においては
これ以上、継続する選択はあり得ない。
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また今回、東電の事故に対して、多額の税を投入するわけだが、
民間企業の事故に税を投入する祭の法的問題は、
全く未整理のままだと思われる。
だれも責任をとらず、
国民の税金を湯水のごとく投入せざるを得ない。
この理不尽な現実に怒りの声が上がらないのは、
どうしたことだろうか。
昨日は、街センでのNPO祭、
志海苔での黒豚祭に参加した。
どちらの会場でも、
多くの方々に激励の声をかけて頂いた。
本当に有り難く思う。
「原子力やTPP、
これにしっかりと取り組めるのは逢坂さんしかいない」との、
具体的な要請や激励もあった。
皆さんの応援に心から感謝している。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・9・2 Seiji Ohsaka
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