徒然日記

1月25日 その2347『逢坂誠二の徒然日記』





今日、札幌市内で
民主党北海道の党大会などがあるため、
昨夕、札幌入りした。

今朝も気温が高い状態が続いている。

札幌の朝の気温は3度程度だ。

函館の日中は6度にもなるという。

落屑などに注意が必要だ。

1)施政方針演説
昨日、186通常国会が召集された。

総理などの演説を聞いたが
背筋が凍る思いだ。

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以下に気になった言葉を抜き出した。


政府、労働界、経済界が、一致協力して、
賃金の上昇、非正規雇用労働者のキャリアアップ


経済再生に向けた「チーム・ジャパン」。
みんなで頑張れば、必ず実現できる。
政府も、規制改革を始め成長戦略を進化

国・地方の基礎的財政収支について、
二〇一五年度までに二〇一〇年度に比べ
赤字の対GDP比の半減、二〇二〇年度までに黒字化

・ジェネリック医薬品の普及を拡大


毎年一兆円以上増える医療費の適正化


年金財政を安定させ、
将来にわたって安心できる年金制度を確立


待機児童をなくすため、来年度までに二十万人分、
二〇一七年度までに四十万人分の保育の受け皿を整備



責任の所在が曖昧な現行の教育委員会制度を抜本的に改革

・公共の精神や豊かな人間性を培うため、
道徳を特別の教科として位置づける


TOEFLを卒業の条件とするなど、
グローバル化に向けた改革を断行する大学を支援


TPPは、大きなチャンスであり、正に国家百年の計。
企業活動の国境をなくす。
関税だけでなく、知的財産、投資、政府調達など、
交渉を続けています。


これまでのエネルギー戦略をゼロベースで見直し、
責任あるエネルギー政策を構築


農地を集約して生産現場の構造改革


「減反」を廃止


農地の規模拡大を後押し

地方の農山漁村を支える成長産業とするため、
食料・農業・農村基本計画を見直し、
農政の大改革


人口二十万人以上の地方中枢拠点都市と
周辺市町村が柔軟に連携する、
新たな広域連携の制度


都市に偏りがちな地方法人税収を再分配する仕組み

集団的自衛権や集団安全保障などについては、
「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の報告を踏まえ、
対応を検討


新たな防衛大綱の下、南西地域を始め、
安全を確保するため、防衛態勢を強化


国際協調主義に基づく積極的平和主義の下、
日本は、米国と手を携え、世界の平和と安定のために、
より一層積極的な役割

トルコのエルドアン首相とは、
原子力、科学技術分野における人材育成など、
戦略的パートナーシップは着実に前進


中国とは、残念ながら、
いまだに首脳会談が実現していません。
しかし、私の対話のドアは、常にオープン


韓国は、最も重要な隣国
大局的な観点から協力関係の構築


私たち連立与党は、
政策の実現を目指す「責任野党」とは、
柔軟かつ真摯に、政策協議


憲法改正も、必ずや、前に進んで行くことができる

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以上、施政方針演説を
ざっと読んで気になったところだが、
さらに読み込むと疑問となる部分も多い。

まず、集団的自衛権行使容認に積極的姿勢を示したこと。

ところが、自衛隊イラク派遣差し止め訴訟で、
名古屋高裁は2008年、
自衛隊による多国籍軍の空輸を
「他国による武力行使と一体化した行動で、
憲法9条に反する」との判決を下している。

改憲の手続きもせずに解釈変更だけで、
集団的自衛権の行使を認めるのか・・・。

それは立憲主義をぶち壊すことになる。

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基準を満たせば原発再稼働をするとしたことだが、
エネルギーの将来像も、
原発依存低減の具体像も示さずに、
再稼働するのか。

トルコへの原発輸出はすべきではない。

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日中外交について、
「私の対話のドアは、常にオープンだ」といっているが、
これは話し合いの姿勢ではなく、
中国に対する挑発だとなぜ気が付かないのか。

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一昨年の選挙では、
TPPについて自民党は反対であるかのような姿勢だったが、
今は、世界経済に資するとして積極的推進だ。

その姿勢は、
日本や日本の地域を考えてのものとは思われない。

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特定秘密保護法への言及はない。

色々と気になる施政方針演説だが、
今後の国会審議をガッチリと監視し、
ものを申していかねばならない。

今日も、しっかりと前進します。

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         2014・1・25
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