徒然日記

8月24日 その2558『逢坂誠二の徒然日記』




昨日は、札幌での党常任幹事会のため
朝一番のJRで札幌に向かった。

何が行事があったのかどうか分からないが、
朝からJRも飛行機も満席状態。

私の乗ったJRは、途中、多少のトラブルがあり、
いつもより長めの3時間40分近い移動。

満員の車内で、この移動はなかなかしんどい。

1)昭和天皇実録
昭和天皇(1901〜89)の日々の動静や
関わった出来事などを記した「昭和天皇実録」が完成した。

この実録は、宮内庁が昭和天皇87年の生涯を
確実は資料に基づいてまとめたものだ。

昭和天皇の在位は歴代最長と言われる62年。

この62年は、日本の歴史の中でも、特別な時期だ。

日清・日露戦争の後、昭和に入って第二次世界大戦に突き進む。

そして敗戦、連合軍の占領、天皇制の変化、新憲法の制定、
高度経済成長など、日本は目まぐるしい変化をとげる。

今回の実録では、
激動の昭和史をめぐる新事実が明らかになる可能性もあるし、
大きな局面で天皇がどのようにそれらを見ていたかも注目される。

今回の実録は、全61冊(1冊は目次・凡例)で、
約1万2千ページにも及ぶ。

編集作業は昭和天皇の逝去翌年の90年度に開始され、
約24年5カ月もかかる大作業だった。

内容は9月中旬にも発表され、
その後は、5カ年計画で公刊される。

公刊本は計19冊の予定で、
来年3月に2冊(1901〜20年)が刊行される見通しだ。

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昭和天皇および昭和の歴史を知る貴重な内容となるが、
内容の発表と出版を今から心待ちしている。

2)開いた口が塞がらない
このニュースを聞いて、一瞬耳を疑った。

経済産業省が、
電力の完全自由化後も、
原発を持つ電力会社に
損失が出ないよう支援する制度を検討しているというのだ。

本気なのだろうか。

現在、家庭用の電気料金は、
発電費用をすべて回収できる総括原価方式によって決まる。

この総括原価方式は、
2016年4月からの電力の自由化策の一環として、
2018~20年をめどに廃止される。

電力料金は、
競争による企業努力で消費者にとっては、
安くなることが期待されている。

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ところが今回、経産省が示した案は次だ。

原発で発電した電気の基準価格については、
完全自由化後も国と電力会社が決定する。

市場価格が基準価格を下回った場合は、
差額を電気料金などで穴埋めする。

基準価格は総括原価方式と同様に、
原発の建設費や使用済み核燃料の処分費用などの投資額を基に決める。

こんなことを経産省が考えているらしい。

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今、日本が進むべき道は、原発厚遇ではない。

再生可能エネルギーを基本にした社会にどう移行するか、
その道筋を明らかにして、世界の先頭ランナーになることだ。

経産省がこんなことを考えるということは、
私が前から指摘している通り、
原発は自由市場では戦えないということを証明したようなものだ。

3)JR北海道
冒頭にもちょっと書いたが、
JR北海道の線路の管理、本当に大丈夫かと思ってしまう。

昨日は、函館駅から札幌駅まで乗車したのだが、
揺れの激しい箇所が相当にある。

一時、随分と改善されたように感じたが、
昨日は、元に戻ったように感ずる。

4時間近い移動のため、車内での時間は貴重だ。

昨日は、原稿書きをしようと思っていたのだが、
キーボードを打てないほど激しく揺れる箇所が幾度もあった。

線路の管理や安全は、鉄道事業者の基本中の基本だ。

厳しい状況であることは承知するが、
再度、管理体制の見直しが必要だと痛感している。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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        2014・8・24
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