徒然日記

10月7日 その2602『逢坂誠二の徒然日記』(4297)




台風18号が猛威をふるった。

最近の自然災害は、激烈だ。

こんなに激しい被害が頻発するのは、
従来の感覚を遥かに上回る。

地球が温暖化する際には、
天候変化の振幅が大きいとのテレビ番組を
相当前に見たことがある。

それを認めざるを得ない昨今の状況だ。

とにかく最大限の備えをしなければならない。

自治体も、避難勧告や避難指示を発した場合に、
住民の皆さんが、どのような行動を取るべきか、
その具体的な行動想定を樹立する必要がある。

1)生活困窮
昨朝、函館駅前での街宣中に、
以前から私と話したかったという、
一人のご婦人の意見を聞いた。

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最近、生活のコストが高くなり、
大変な思いをしている。

膝の痛み治療のため、
郊外の病院に函館駅から
定期的に通院している。

往復400円の電車賃を浮かせるために
自宅から函館駅までは40分かけて歩く。

その400円を一日のおかず代に充てる。

これほどまで節約、苦労している国民がいることを、
安倍総理は知っているのだろうか。

こんな状態になっている国民の生活を守れずに
国際貢献や集団的自衛権などと、
海外で格好の良いことを言っているのは腹立たしい。

安倍さんは、金持ちだから、
こんな暮らしは理解できないだろう。

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こんな話を聞かせて頂いた。

「だから地方の生活を知り、
地方で苦労した人に、政治家になってもらいたい。」

ご婦人は、私の手を何度も握って、
目に涙を浮かべながら訴える。

私も、思わず目頭が熱くなる。

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安倍政権の経済政策が、
あたかも上手く行っているかのように喧伝されるが、
このご婦人の話が現実なのだと思う。

日銀による国の借金の買い上げ、
歳入不足の中での多額の財政出動、
利益追求だけを念頭においた規制緩和…
これらが安倍政権の経済対策だと認識しているが、
これをやり続けると、
昨朝のご婦人のような思いをする人が、
さらに増える可能性が高い。

これらの経済対策の陰には、
株価暴落、さらなる円安、金利上昇、
これらの危機が常に見え隠れしている。

実に危うい雰囲気だ。

確かに大企業の皆さんは、
安倍政権を歓迎しているようだが、
苦しみにあえぐ国民のことに思いを致すことができる、
最後の砦は政治しかない。

2)病院
昨朝のご婦人はもう一つ重要な示唆を与えてくれた。

「膝の痛みの治療で郊外の病院に通っている。」

ご婦人が住んでいるのは、函館市内の中心部だ。

周囲には医療機関も多いはずだ。

ふっとした疑問が湧く。

「近くの大きい病院は、
 私のような患者を診てくれないの。」

ご婦人は、こんなことをポツリ。

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函館は、医療サービスの総量は多いと思う。

しかし、医療サービスを必要とされる方々の住まいと
医療サービスが存在する場所のミスマッチがあるのだろう。

もちろん移動手段を容易に確保できる方々には、
この不便は少ない。

しかし、いわゆる交通弱者の方に、このミスマッチは深刻だ。

ここに函館の一つの盲点がある感じがする。

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蛇足だが、私は現在、自家用車を持ってはいない。

以前は、手を伸ばせばそこに自家用車があり、
移動には、24時間、何のストレスも感じなかった。

現在、個人的なことの多くは、
歩くか、電車、バス、タクシーで対応する。

そして時にはレンタカーを借りる。

だから個人的に、函館市内や近郊などで、
行きたいと思うところがあっても
簡単には、行くことができない。

例えばバス路線から遠い蔦屋書店などは、その典型だ。

仕事のついでや合間に、
事務所の車で回ってもらうことはあるが、
自家用車を保有しているときと違って、
好きなときに行って、
好きな時間だけ滞在することはできない。

こんな自分のことを思うと、
昨朝のご婦人のように公共交通機関を利用して
自宅から遠い医療機関に通院するご苦労は大変なものだ。

もちろんこうしたことを、
頭で理解している方は多いだろう。

私のことを交通弱者と呼ぶつもりはもちろんないが、
以前に比較すれば随分と移動の容易さは減っている。

そんな変化を体験してみると、
昨朝のご婦人の苦労は、より身に染みる。

さらに生活のやり繰りが苦しいとなれば、
それはより深刻なものとなる。

今日から少しの間、ヨーロッパを訪問する。

そのため日記の発信時刻や回数が不定期となる。

ご了承頂きたい。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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        2014・10・7
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