徒然日記

8月28日 その1495『逢坂誠二の徒然日記』



昨夕、都内の随所で浴衣姿の男女を数多く見かけました。

隅田川の花火大会だったのですね。

多くの人出があったようです。

====

都内は今日も薄い雲の広がる朝を迎えました。

1)意見交換
昨日、タイトな日程を縫って函館に戻り、
参集可能な道議、市議、町議などの皆さんと、
代表選挙に関する情報共有のための意見交換をしました。

====

私から、民主党の2年間、
現在の状況等を説明の上、
代表選挙に臨む私の基本姿勢を伝えた上で
意見交換をしました。

====

・代表選が短期間すぎ、あり方を見直すべき
・党員、サポーターの意見を取り入れるべき
・人権、人の命を大切にする政策が必要
・今必要なのは、みんなで支える大同団結
・今の候補者の中に
 逢坂さんの思いを全て満たす人はいるか
・政界再編が必須かも
・民主党代表には組織管理力が特に必要
・小選挙区制で大局観が失われた
・自民党総理がコロコロ変わることを
 批判した民主党が同じことをしている
・外交や防衛への備えが不十分
・郵政への対応が見えない
・どうしても小沢、
 反小沢の構図になるようだが良いのか
・菅さんも含め、今度のどの候補も言葉が軽い
・政策で候補を決めるのは当然だが、
 政治の数の力にも配慮すべき
・今回の候補者のことが分からず、
 判断のしようがない
・政策を見て逢坂さんが決めるべき
・誰に投じたかをまた説明して欲しい

====

以上をはじめさらに色々な意見が出ましたが、
全体の雰囲気は次のように総括できると思います。

・候補者のことが分からない
・代表選は、党員、サポーター、さらに地域から遠い
・決め手になる候補者がいない

・政策を基本に逢坂の自主判断で投ずべき

====

意見交換終了後に

「いずれも良い候補がいないし、
逢坂さんの思いを遂げるためには、
逢坂さんが出るべき」

との声もありました。

私自身、それが現実的かどうかは別にして、
常にそうしたことを念頭に置きながら、
実践的でより質の高い政治家であらねばなりません。

地元での意見交換は、本当に貴重なものでした。

皆さん、有り難うございます。

====

こうした代表選挙の雰囲気は、
金井連合後援会長にも、
伝えさせて頂きました。

2)六輪村
代表選挙の意見交換会終了後、
北斗市の六輪村にお邪魔しました。

http://rokurin-mura.i-styles.net/

休日とあって、多くの人で賑わっていたほか、
大野農業高校、函館商業高校などの生徒さんも、
直売に参加するなど、
和気あいあいとした雰囲気で心が和みました。

私は、試作中のカレーパンを頂くと同時に、
トマト桃太郎を購入し、満足、満足。

カレーパンの生地は、
ふんわりした「ナン」のようで、
汎用性に富む感じです。

カレーも食欲をそそります。

====

北海道はもうすでに
出来秋の雰囲気が漂っています。

3)開沼博『フクシマ論』を読む
『フクシマ論』を再度丁寧に読み始めています。

====

本書は「原子力ムラ」というテーマについて「中央と地方」と「日本の戦後成
長」の関係を論じるものだ。(P12)

原子力という対象ほど「近代社会」や「近代化」と呼ばれるものとそのメカニズ
ムが映し出されるものはないと考えたから。(P13)

つまり原子力は3.11以前から、自然科学的なものである以上に社会科学的に
扱われるべき存在だったのだ。(P13)

原子力という「鏡」に映し出される多様な社会の姿を見ることで「戦後の日本社
会とはいかなるものだったのか」「そこにあった社会現象の根底にどのようなメ
カニズムがあってそれはどう変化してきたのか」ということを大づかみにできる
のではないかと考えた。(P13)

原子力を導入し広めたい側の〈原子力ムラ〉と原子力を受け入れ維持したい側の
「原子力ムラ」との共鳴が今日の原子力を成り立たせていることをここで明らか
にしていきたい。(P14)

(逢坂注:開沼さんは、本書の中で、「原子力ムラ」とは地方の側にある原発及
び関連施設を抱える地域を、〈原子力ムラ〉とは中央の側にある閉鎖的・保守的
な原子力行政のことをそれぞれ指し、「」と〈〉によって、区別しています。)

私が最も迫りたかったのは「中央と地方」(P14)

「中央と地方はイコールパートナー」という理想は残念ながら現実の「中央と地
方」関係のなかで実現されているとは言い難い。(P14)

先に結論を述べてしまえば「この二項対立構造があったからこそ日本の戦後成長
が達成された」ということが明らかにされる。(P14)

== 以上、「「フクシマ」を語る前に」から引用 ==

「こんなでたらめなことを放っておいたら日本はいつかとんでもないことにな
る」

これは本書の「あとがき」に載っている
佐藤栄佐久前福島県知事の
2010年12月の発言です。

福島県で、
当初は原子力に対し推進的な立場で、
後半は原子力に対し否定的雰囲気で、
直接行政に携わっていた方の発言だけに、
何とも重く、印象深い言葉です。

今日は14時から都内のホテルで、
代表選立候補者の政策討論会が行われます。

その内容をしっかりと聞いて、
さらに自分の心を固めて行きたいと思います。

さあ、今日もしっかりと前進します。
=============
   2011・8・28 Seiji
Ohsaka

=============

マグマグの送信登録・解除はこちらです。
http://www.ohsaka.jp/magazin/


  
  

皆様のコメントを受け付けております。

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です