徒然日記

3月25日 その2821 『逢坂誠二の徒然日記』(4465)




都内の夜明け前の気温は4度程度だ。

都内にしては寒い。

日中は、14度程度まで上がり、
雨の見込みはない模様だ。

1)飛行機事故
昨夜、フランスで飛行機が墜落した
とのニュースが飛び込んできた。

墜落したのはスペインからドイツに向かう
LCCのジャーマンウィングス機だという。

乗客には邦人とみられる2名の名前があるというが、
安否は明らかではない。

私も、ジャーマンウィングスを利用したことがあり、
他人事とは思われない。

乗員乗客の生存は厳しいとの情報が流れているが、
一縷の望みをもってハッキリとした情報を待ちたい。

2)NHK集中審議
昨日、衆院総務委員会でNHK問題に対する
集中審議が行われた。

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NHKでは、昨年3月から8月まで、
外部有識者にお願いして
「NHK関連団体ガバナンス調査」を実施した。

NHK関連団体の不祥事に対する実態調査と
再発防止策を講ずるための調査だ。

調査は、個人弁護士と随意契約で行われた。

費用は、時間あたりの単価を決めて、
調査に要した時間を月々支払っているという。

支払い総額は、
一部報道によれば数千万円らしい。

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ところがこの調査に不透明な部分が多いため、
昨日は、その内容についてNHKに対して質問をした。

しかしNHKからは何の説明もなく、
正直なところ愕然としている。

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ざっと問題点は以下のとおりだ。


支出の根拠となる定款条文が分からない


随契の根拠が曖昧


契約相手の選定過程が不透明


契約単価も支払総額も非開示


支払いの基礎となる
調査時間の確認方法も不透明


調査報告書も一部を除いて非公開

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NHKでは、こんな契約の存在が許されるのだろうか。

まったく信じられない。

これが自治体での契約なら、即刻、大問題になる。

昨日の質疑を終えて、
NHKの皆さんが契約などの会計実務に必ずしも詳しく無さそうなこと、
NHK会長に、これらの仕事には
国民が収めた極めて公共性の高い
受信料が使われているとの認識が薄いこと、
こんなことを強く感じた。

政治の現場では政局的駆け引きを念頭において、
様々なことを批判したりすることが多い。

しかしこのNHK経理の杜撰さは、
政局を超越したNHKにとっての
致命的な問題であるように感ずる。

NHK自身がこの契約の問題点に、
自ら気付かないというなら、
NHKへの信頼は相当に揺らぐことになる。

3)放送法
昨日、私が筆頭提出者になって、
NHKの監査機能の強化などを内容とする
放送法改正案を衆院事務総長に提出した。

社民党との2党共同提案だ。

外部理事の登用や
会長指名委員会の新設なども盛り込んでいる。

提出後、衆院内で、記者会見を行い、
私から法案の内容を説明している。

この法案の審議について、与党と調整中だが、
与党はNHKの機能強化には消極的との観測が流れている。

しかし、籾井会長の不適切な言動、振る舞いもあり、
NHKをよりしっかりとした体制にするために、
ぜひとも審議入りして欲しいと願っている。

4)日本と原発 その15
映画『日本と原発』(河合弘之監督)から。

原子力規制員会の田中委員長の言葉が、
映画の中でも引用されている。

==以下、引用==

新しい規制基準に
適合しているかということだけを、
判断してるんであって、
絶対安全という意味で
安全ということを言われるんでしたら、
それは私共は否定してます。

世界最高水準とかっていうのは、
やや政治的って言うか、言葉の問題なんで、
具体的ではないんですよね。

==以上、引用終了==

田中委員長の話は次の2点。


新規制基準に適合したからといって、
絶対安全ということではない


世界最高水準(の規制)というのは、
政治的な言い回しで具体性がない

安倍総理は、この田中委員長の言葉を受けて、
具体的な対応をすべきだと思うが、
総理からはそんな雰囲気を
微塵も感ずることはできない。

今日も、しっかりと前進します。
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       2015・3・25
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