徒然日記

4月2日 その2829 『逢坂誠二の徒然日記』(4473)




今日はいつもより一時間早く、会合が始まる。

そのため、議員会館への移動も早い。

今朝も気温は10度に近い。

日中は18度程度になると見込まれる。

晴時々曇の予想だ。

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春のセンバツ、東海大四高校は、
惜しくも決勝で敗れてしまった。

それでも準優勝は凄い。

北海道勢にとって52年ぶりの快挙だ。

1)理不尽
政府は5月15日頃にも、
安保法制を閣議決定するという。

この安保法制は、
昨年7月1日閣議決定された集団的自衛権行使容認を
具現化する内容だ。

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昨年からずっと心配していたことが現実のものとなる。

あの閣議決定は、違憲のおそれがあり、
立憲主義に反する可能性が極めて強い。

これを内容とする法案が国会に提出されるわけだ。

違憲のおそれが強い法案が国会に提出されたときに、
その内容を審議すべきなのかどうかだ。

審議しなければ、政府与党は、
野党の審議拒否だといって我々を批判するだろう。

しかし中身の審議に入れば、
相手の土俵に上がってしまうことになり、
どんな安保法制が良いのかの議論に
引きずり込まれてしまう。

そもそも、そんな内容を議論したくないと思っても、
無理やり内容の審議をさせられるのだ。

安保法制については、
現状変更をしたくないと思う考え方もあろうと思うが、
違憲の恐れの強い法案であっても、
対案を出せなどの意見が湧き上がる。

そうなることは相手の思うつぼなのだが、
来月以降、そんな雰囲気が強まってしまう。

昨年から懸念していたことが現実のものとなるるが、
どう対処すべきか、改めて知恵を絞らねばならない。

2)日本と原発 その22
映画『日本と原発』(河合弘之監督)から。

安倍総理は、原発再稼働の理由の一つに
化石燃料の輸入による国富流出を上げている。
河合監督は、これにも異論を唱えている。

その下りを抜粋で紹介する。

==以下、抜粋引用==

全原発停止すると、
化石燃料の輸入代金が非常に増える。

その増えてる金額が3兆6千億だと。

毎年これだけ国費が流出してるんだ。

ギリシャみたいになるぞ、債務超過国となって、
日本の経済は崩壊するぞと、
いうようなことを(安倍総理は)言っているんです。

確かに3兆6千億ぐらい増えてるんです。

その原因の多くは円安と、
それから化石燃料自体の価格上昇によるもの。

その分を差し引くと、
実は全原発停止していることによる輸入代金増は
1兆5千億ぐらい。

3兆6千億にしても、それから1兆5千億にしても、
日本の経済力全体から比べると、
大した数字ではないのです。

日本のGDP、即ち国内総生産は、
1年間で500兆円あります。
500兆円を生み出すために、
3兆6千億とか、1兆5千億がコストとして
増えたというのに過ぎない。

ですから、0.6%程度のコスト増に過ぎません。

数字的に見ると、決して大きい数字ではない。

また、この3兆6千億や1兆5千億が、
税金で賄われているわけではないんだということを、
よく認識してもらいたい。

何によって賄われているかと言うと、
日本国の日本の経済全体によって
賄われているんだということを理解してもらいたい。

日本の国富の流出だと、こう言いますけども、
日本の国富は3千兆円もある。

国富というのは、日本の資産から負債を引いた、
純資産のこと。

その3千兆円の内の
3兆6千億や1.5兆円を削り出すことによって、
日本の国の安全が当面守られるんであるとすれば、
それは決して高いコストとは言えない。

安倍さんは、この3兆6千億という
一見大きな数字を強調して、
国民を、脅していると言っても差し支えない。

==以上、引用終了==

河合監督は、
GDPを500〜600兆円と言っているが、
日本のGDPは500兆円程度なので、
その部分の引用は修正をした。

しかし純資産3兆年円のうちの3兆余りのコストといえば、
さほどの多さではないとの指摘は、感覚的には良く分かる。

それで日本の安心が当面守られるなら、
それは高いコストではないといえるだろう。

今日も予定がギッシリだ。

今日も、しっかりと前進します。
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       2015・4・2
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