徒然日記
8月23日 その2972 『逢坂誠二の徒然日記』(4616)
函館は、雲の多い朝を迎えた。
昨日も、あちらこちらを走り回った。
介護の勉強会、福祉施設のお祭、
憲法の勉強会、神社のお祭、町会の盆踊りと、
色々な場で多くの皆さんと話をさせて頂いた。
やはり話題の中心は、安保法制だ。
反対との声ばかりだ。
また原発再稼働、大間反対の声も
相変わらず多い。
こんなに多くの皆さんが反対を唱えるという状況は、
自分の政治人生の中ではなかったことだ。
それほどまでに国民の皆さんは、
現状に対する強い危機感に
苛まれているのだと痛感する。
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今日は処暑だ。
暑さも峠を越える時期だ。
北海道では、完全にその雰囲気になっている。
1)民主主義
国会で与党が多数勢力を握っていれば、
もう何をしても与党の考えを覆すことはできない
と考えている人も多いと思う。
確かに何を議論しようとも、与党が多数なのだから、
与党の思い通りに、国会では何でも成立してしまうと考えがちだ。
しかし、これは違っている。
与党が多数を握っていようとも、
やはり国民の多くの皆さんの声が、
国会や政府与党の動きを
牽制する役割を果たしている。
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たとえば8月14日に発表された総理の戦後70年談話。
これは当初は、もっとアグレッシブな内容ではないかと予想されていた。
しかし結果的には、極めて曖昧な、主体の分からない内容になった。
もちろん私は、この談話を評価しないが、
当初予想と後退せざるを得ないことになったのは、
国民の皆さんの声があったからだと思う。
安倍総理は安保法制の成立に躍起になっているが、
政府与党が重要だと位置付ける
他の多くの法案成立の目途が立っていない。
国会で与党が多数を握っているなら、
サクサクと成立しても良さそうなものだが、
ここにもブレーキがかかっている。
これも多くの国民の声があるからだろう。
法案だけではない。
衆院の原子力特別委員会がなかなか開催されない。
原子力は課題山積であり、
本来、もっともっと数多くの議論が必要だ。
しかし原子力に対する国民の厳しい声を前にして、
政府与党は完全に腰が引けているのだろう。
政府与党がこんな姿勢ではダメに決まっているが、
これも多くの国民の声にビビっている証拠なのだと思う。
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確かに民主主義の意思決定の一つは、
代表制による多数決だが、
昨今の状況は、民主主義の本質は、
それだけではないことを明らかにしている。
民主主義には最終的には、
主権者である国民の皆様が、
その決定権を握っている。
夏祭りをはじめ、多くの場面で、
安保法制反対、原発反対の声を聞く。
その思いを具現化する大きな手立ては、
国民の皆様一人一人の行動なのだ。
だからひるむことなく、
諦めることなく行動を継続する必要がある。
私もさらに多くの皆さんの共感が得られるよう、
さらに声を大にして参りたい。
今日は上弦の月だ。
さあ、今日もしっかりと前進します。
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2015・8・23
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