徒然日記

8月28日 その2977 『逢坂誠二の徒然日記』(4621)



夜明けまで1時間。

気温は21度。

空には雲が多いようだ。

日中の予想最高気温は25度の予定だ。

1)総務委員会
昨日、久々に衆院総務委員会が開催された。

今国会は会期延長によって245日にも及ぶが、
違憲と指摘される安保法制に偏重したものになっている。

そのため、安保以外の委員会開催は極めて抑制的であり
必要な議論がまったくできない状態だ。

昨日の委員会では、20分間という、
極めて短い時間だったが、
二つのことについて質疑を行っている。

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来年3月に開業する
北海道新幹線(新青森・新函館北斗間)149Kmのうち
65%(97km)がトンネルで携帯電話が通じない。

さらにトンネル以外でも携帯不感地域が多く、
その対策が急務だ。

昨日の総務委員会では、
この点について政府の考え方を聞いた。

高市大臣は、来年度概算要求額を
増額する予定とのことだ。

しかしまだまだ十分な額ではない。

この問題は、JR北海道の財政問題も含め
粘り強く取り組まねばならない。

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マイナンバーの国民への通知作業が、
10月5日以降開始される。

しかしDV被害者等の皆さんは、
マイナンバーが加害者等に漏れるのではないか
といったことをはじめとして
この件に関し懸念が多い。

そこで昨日は、
DV被害者等の皆さんへの対応策について、
政府の取り組みを確認している。

その結果、一応、対策が取られているようだが、
今後とも、関係者の皆さんとも連携を図りながら、
確実な対応を求めることとしている。

2)薬剤師
昨日は、薬剤師で、
かつ自治体議員、自治体首長の
皆さんの会合があった。

主催は、日本薬剤師会だ。

私からは、交付税、地方創生交付金
に関する話題を提供させて頂いた。

また懇親会では参加者の皆さんから、
高齢者の地方移住に関する疑問や、
定期借地権に関する意見が寄せられた。

薬剤師という資格を通してつながるメンバーが、
さまざまな分野で活躍しているのは、嬉しいことだ。

3)民間人とPKO
違憲との指摘の多い
安保法制の議論が参議院で行われている。

9月11日にも強行的に採決されるのでは
との観測も流れている。

しかし違憲との指摘のある法案は、まず廃案が先決だ。

そのうえで、憲法の範囲内の法案として
再提出するのが筋だろう。

一方で、これまでの議論で
想定されないことも多い。

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安保法制の議論の中では、
自衛隊員の安全確保に議論が集中しがちだ。

それはもちろん当然のことだが、
実はPKO活動の現実を見ると、
危険は民間人にも及んでいる。

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自衛隊は、現在、南スーダンでPKO活動を行っているが、
日本からの人員・装備品等の輸送を
民間企業が担っている。

たとえば平成26年度は、
約10億円の委託金額で
日本通運が請け負っている。

この委託業務中に、
南スーダンの国内情勢悪化によって、
日通社員が一時足止めされるという
事態も発生している。

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このPKOの現実から類推されるのは、
自衛隊が他国軍隊への支援を行う際にも、
民間企業への委託が発生する可能性が高いことだ。

そうすれば民間人にも危機が及ぶ可能性が高まってくる。

こうした場合にどう対処するのか、
そうした議論は、まったく不十分なままだ。

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函館に来て以来、
事務所のことにさまざまお気遣い頂いた
Kさんが急逝された。

心不全だという。

つい先日も元気な姿に接したばかりであり、
信じられない。

今日は、Kさんの葬儀のため、
国会での用務をキャンセルし
早めに帰函する予定だ。

何とも残念でならない。

心からのご冥福をお祈りしつつ、
手を合わせている。

合掌。

今日もしっかりと前進します。
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      2015・8・28
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