徒然日記

12月19日 その1607『逢坂誠二の徒然日記』



都内は薄く雲が広がっていますが、
まあまあの天気です。

朝の最低気温は4度程度です。

日中は10度程度まで気温があがるようですが、
変わりやすい天気とのことで、
にわか雨があるかもしれません。

でも関東の冬特有の
気持ち良い感じがしています。

1)改正NPO法など
昨日は、改正NPO法や寄付税制について、
函館市内のNPOの皆さんや、
道議、市議の皆さんと意見交換をしました。

函館地域は、自主的な市民活動の盛んな地域です。

しかし、今回のNPO改正や
新しい寄付税制に関し、
その周知が十分ではありません。

条例の制定に関しても、
準備が進んでいない印象を受けましたので、
昨日は、その第一歩として、
意見交換会を呼び掛けさせて頂きました。

内容の濃い時間になったと思います。

要請があれば、
何度でも説明会を開催したいと思います。

2)塾生
一昨夜、函館おおさか誠二塾の皆さんと、
一献、酌み交わし、色々な話をしました。

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前回の塾で提起された
憲法のことなども話題になりました。

今の日本で憲法議論と言えば、
即、護憲か改憲といった方向に引っ張られがちですが、
護憲、改憲に関係なく憲法議論を行って、
日本のあり方を考えることが大事だとの話です。

これは極めて大事なことです。

また国会議員が、
国民年金と国民健康保険に加入だと話すと、
多くの人が驚いていました。

議員共済のようなものがある
と思っていたのだと思います。

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もちろん酒の上ですから、
適当な話も多かったのですが、
これからの地域や日本の将来に繋がる話も多く、
充実のひと時を過ごすことができました。

参加された皆さん、有り難うございます。\

3)本
年末を迎え、
各新聞等に「今年の三冊」などとして、
本年の話題の本が紹介される企画を目にします。

今年の私は、3.11東日本大震災のこともあり、
原子力関係の本を多読しました。
本だけではなく、雑誌や論文等も随分とよませて頂きました。

またTPPに関するものも多く読みました。

その中で、やはり秀逸なのは
東大院生の開沼博さんの『フクシマ論』(青土社)です。

数年前から福島に通って書き上げた修士論文で、
地域がなぜ原発を受け入れたのか、
そしてある種の植民地化となっていることなどを、
文献、地元資料、住民へのインタビューで明らかにします。

実に優れた一冊であり、
次の論文にも大いに期待しています。

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重松清『峠うどん』(講談社)
若森みどり『カール・ポランニー』(NTT出版)
池井戸潤『下町ロケット』(小学館)
ジェーン・ケルシー『異常な契約 TPPの仮面を剥ぐ』(農山漁村文化協会)
ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』(岩波書店)
エマニエル・トッド『自由貿易は民主主義を滅ぼす』(藤原書店)
速水健朗『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)

これらも大いに印象に残っています。

吉田修一『平成猿蟹合戦図』の
登場人物「園夕子」さんの存在が
頼もしく思った年末でもあります。

まだまだ読みたい本、
気になる本がたくさんあります。

今日も地域主権調査会など、
会合が目白押しです。

さあ、今日もしっかりと前進します。
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   2011・12・19 Seiji
Ohsaka

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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    どれも読みたくなる本ですね。小職の読書経験と照らし合わせて恐縮ですが、
    なんだか理系の北大生に特有のある傾向を暗黙のうちに示しているような気
    がします。

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