徒然日記

1月23日 その3125 『逢坂誠二の徒然日記』(4769)

昨夕、帰函し、お世話になった方の弔問にお邪魔したのち、
市内での新年行事に出席した。

その後、今日の札幌での民主党北海道の常任幹事会、
さらに定期大会に備えるために、昨夜遅く札幌入りした。

JR札幌行の最終に乗ったが、札幌到着は午後11時過ぎ。

列車に車内販売もなく、札幌に到着してからの晩御飯となってしまった。

食べない選択肢もあったが、開いている店も少なくて、
深夜のラーメンとなった。

綱渡りの様な移動日程の中、相変わらず不規則な生活が続く。

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昨夜の移動時間中に熊谷徹さんの
『日本とドイツ二つの「戦後」』(集英社新書)を読んだ。

ドイツと日本は、ともに敗戦国だが、
熊谷さんは、歴史認識、経済、エネルギー政策など、
両国が、異なった道を歩んだことを紹介する。

本の帯には、「迷える日本」、「貫くドイツ」とある。

この違いの根底には、日本における理念と倫理観の欠如だという。

ドイツは、経済成長や物質的な充足、株主資本利益率、
国粋主義よりも、大切なものがあると考えるに至ったという。
ナショナリズムによって最も大きな被害を受けるのが
市民であることも学んだという。

ドイツで最も貴重な物は「考える時間」と「リベラルな精神」、
そして「市民が自分の時間を確保できる経済システム・法制度」であると指摘し、
日本に対しては、労働と人生についての発想を転換して、
物事を考える時間を作ることを提案する。

日本の改革の道の遠いが、あきらめてはならない。
初めの一歩は、アジアでの和解の実現と、
政治の世界に公共精神と倫理を吹き込むことと、
熊谷さんは締めくくった。

多くの方に読んで頂きたい一冊だ。

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今日、夕方までに帰函し、地元を歩きまわる。


さあ今日も、確実に前進します。
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          2016.1.23

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