徒然日記
2月19日 その3152『逢坂誠二の徒然日記』(4796)
気温は既に5度程度だ。
日中はなんと18度にもなるという。
まだ二月中旬だが、
今日はコートは完全に不要な感じだ。
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内閣法制局が、
憲法上できないとされていた従来の解釈を捻じ曲げて、
集団的自衛権の行使ができるとした大きな偽りが、
公文書管理法の運用にも大きな悪影響を与えている。
憲法を歪に解釈したことによって、嘘の上に嘘を重ねなければ、
法の番人と言われる内閣法制局が答弁できない状態になっている。
こんな事態を引き起こした安倍総理、内閣法制局長官の罪は深い。
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集団的自衛権の行使を認めた2014年7月の閣議決定に関連する
内閣法制局の「想定問答」について、
横畠裕介長官は、これまでは存在しないとの立場だった。
ところが昨日、一転して存在することを認めた。
しかし、それは保存すべき公文書管理法上の
「行政文書」に当たらないと言う。
その理由は、
「想定問答はできあがらなかったものであり、
組織的に用いるものではない」からだと言う。
酷い話だ。
法制局長官は、
公文書管理法の解釈も捻じ曲げて、
公文書管理制度を崩壊させる暴挙に出ている。
公文書管理法は、
行政機関の職員が職務上作成、または取得し、
組織的に用いるために行政機関が保有する文書を
「行政文書」と定めている。
横畠氏は長官である自身が部下に「差し戻した」ことを理由に、
想定問答は組織的に用いるものではないと言いたいのだろうが、
これは滅茶苦茶だ。
こんなことを言ったら、
組織内の意思決定の過程が分からなくなってしまう。
横畠長官の発言は、意思決定過程を残すという
公文書管理法の極めて大切な理念を蔑ろにするものだ。
従来の憲法解釈を捻じ曲げたことによって、
日本の民主主義を支える情報開示の原則も壊されているのだ。
こんな愚かなことを絶対に容認してはならない。
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今日も朝から会議や来客が続くが、
午後には帰函し、週末の地元回りに専念する。
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