徒然日記

12月19日 その3405『逢坂誠二の徒然日記』(5102)

昨日は、私用で名古屋を訪問した。

滞在4時間だったが、
名古屋駅周辺は随分と多くの人でごった返し、
相当に賑やかな印象を受けた。

1)日ロ会談

15、16日とロシアのプーチン大統領が来日した。

安倍総理と会談を行い、
随分と大きな成果があったかのように見えるが、
やはりそうは思われない。

官邸と外務省のHPを見ても、
あまり大きな成果には見えない。

安倍総理は、昨夜まで、多くのテレビに直接出演し、
今回の日ロ会談の成果を説明したようだが、
具体的な内容には聞こえず、感覚的なものに終始した印象だ。

ポイントは、幾つかあるが、今後は、これらの点に関し、
改めて政府の見解を問う必要があろう。

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元島民の往来がしやすくなる方向
(これは成果だ。元島民の範囲が問題にだが)


領土交渉は一歩も進展なし
(後戻りがなかったのかを検証する必要あり)


四島において共同経済活動を行うための
特別な制度に関する協議の開始に合意
(ロシアの報道によれば
ロシアの主権のもとでの実施に感じられる。
両国の主権を侵害しない形で
実現させることは難しいのではないか)


経済に関し、8項目の協力プランの具体化の進展を確認
(この中に、4島でのものが含まれているとすれば、
ロシア主権下での実施を認めることになる。)


ロシア産の加熱処理済みの牛肉,豚肉等の
日本向け輸出の解禁
(こんなことが含まれているが、
どの程度の量が解禁されたのか)


安全保障に関し、対話や交流を継続する
(仲良く話をすることは一般論として悪くはない印象だが、
国後、択捉にミサイルが設置される等、
現実にそんなに単純な問題ではない)


ウクライナ、シリア問題等に関し
お互いに幾つかの発言をした
(国際的に見ると、これらの点について
日本が理解を示したかのように受け止められる懸念)

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官邸、外務省のHPからは、成果がよく分からない。

今後、政府にこうしたことを再確認しなければならない。

私には、安倍総理の一人相撲に思われてならないし、
逆にそれが、今後に悪い影響を及ぼす懸念がある。

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NHKは、今朝のニュースで
シリア内戦の問題を大きく取り扱っている。

本来このニュースは、日露首脳会談前に、
報ずべきことだろう。

意図的に今の時期に報道したとすれば、
それは完全に日本政府の太鼓持ちとなる。

意図なく今の報道だとすれば、
NHKの報道センスを疑わざるを得ない。

2)外国人

日本国民は、戸籍と住民基本台帳によって、
どの程度の方が、この日本列島に在住しているのかが
ほぼ把握できている。

ところが日本列島に、
日本国籍以外の外国人がどの程度存在しているのか、
この実態が把握できていないのが、
日本の現実のようだ。

この点、幾度か政府に問い合わせているが、
いつも明確な答えが返っては来ない。

これは日本の主権に関する大問題だ。

国会審議の合間を縫って、法的な側面も含め、
日本の現実を整理しなければならない。

今日は、これまで滞っていた書類整理を行い、
今後の予定を再構築だ。

さあ今日も、確実に前進します。

== 2016.12.19 ==
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. いつも興味深く拝見しております。

    本日の文章中の、(1)日ロ会談の文章の中で階段となっておりますが、「会談」が正しいと思いますので訂正したたほうが

    よろしいのではないでしょうか。

    就寝時間を極力長くとれればよいのですが・・・忙しすぎるようですので身体には十分注意して一層の活躍を期待しております。

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