徒然日記

9月9日 その3669『逢坂誠二の徒然日記』(5366 )

函館はまだら模様の雲が空に多いが、
雨の見込みはない。

朝の気温は16度、日中は夏日になる予想だが、
確実に秋の雰囲気が広がっている。

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昨朝、いつもお世話になっている会社の事務所が、
隣家からの貰い火で被災した。

お見舞いに伺ったが、
本当に驚くと同時に
為すすべもない状況に言葉も出ない。

職員の皆さんが総出で、対応に追われる中、
1日も早い現状復帰を祈っている。

1)訪米の概要

明日からの訪米に関し、現在、関係方面と調整中だ。

今回は、日本政府や衆議院が関与しない
個人としての訪米のため、
何から何まで、訪問団が自主的に調整しなければならず、
事前準備が結構しんどい状態になっている。

しかし支援頂く民間団体の皆さんの
強力なサポートもあり、
徐々に内容が固まって来た。

今回の訪問の現時点での概要は以下だ。

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1.訪米時期:9月10日(日)〜16日(土)

2.目的

日本の47トンのプルトニウム問題(原発5〜6千発分に相当)、
18,000トンの使用済核燃料問題の現実を米国関係者に伝え、
大間原発をはじめとする日本の核燃料サイクルの課題を共有する。

そのことが結果として、
大間原発建設凍結に資することを期す。

さらに具体的には、次のことを目標とする。

(1)
日本が現在保有するプルトニウム量を具体的に減少させるか、
その帰趨が決まるまで、
六ヶ所再処理工場の稼働を無期限に延期すること

(2)
多様な分野のバックグラウンドを持つメンバーで構成された
日米の合同委員会を組織し、
以下のAとBの2点などを議論すること

A:
六ヶ所再処理工場を抱える日本、
韓国その他の東アジア地域の再処理政策の今後について、
プルトニウムの蓄積が地域および世界の安全保障に
影響を与えるという観点から検討を行うこと

B:
日米両国においてMOX燃料でのプルトニウム消費計画が
困難に直面していることから、
核拡散リスク低減、核セキュリティ向上のため、
両国の保有するプルトニウムの安全な処分方法を検討すること

3.訪米メンバー:
逢坂誠二 衆議院議員(民進党)、
阿達雅志 参議院議員(自民党)、
服部良一 元衆議院議員(社民党)、
三上元 元静岡県湖西市長、
その他原子力の専門家数名

4.訪問先と内容(私はすべての日程に参加予定)

*9月11日(月):
14.00-15.30
ブルッキングス研究所のラウンドテーブル

*9月12日(火):
9.00-11.00
マンスフィールド財団のラウンドテーブル。
財団総裁のフランク・ジャヌージ氏主宰の下、専門家、不拡散専門家が参加
15.00-16.30
軍備管理協会(ACA)のラウンドテーブル。不拡散専門家が参加

*9月13日(水):
13.00-15.00
CSIS(国際問題戦略研究所)のパブリックシンポジウム。
不拡散プログラム部長シャロン・スクアソーニ氏主宰の下、
前国務次官代理のトーマス・カントリーマン氏、
元国家安全保障会議(NSC)上級部長の
ジョン・ウルフソル氏が登壇し、
日本側から私をはじめ3人程度の登壇を予定

*9月14日(木):
11.30-13.30
Capitol Hill Visitor’s Center 
ランチミーティングで主に議員秘書らとの会談
15.00-16.00
米国で記者会見

以上のほか、相手の都合で現時点で明らかにできないが、
議会関係者、米政府高官、専門家らと会談を予定。

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極めてタイトな日程で、体が相当に厳しい状態になるが、
日本の核燃料サイクルの課題を検討すると同時に、
大間原発建設を凍結させるためにも、全力を尽くしたい。

訪米の直前の今日も函館市内を走り回る予定だ。

さあ今日も、確実に前進します。
== 2017.9.9 ==

  
  

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