徒然日記

9月17日 その3678『逢坂誠二の徒然日記』(5375)

昨夜、零時過ぎに帰宅した。

睡眠時間は十分ではないが、
今日は、江差、砂原を回る予定だ。

1)臨時国会

臨時国会の召集日が28日となるという。

我々が憲法53条に規定に基づいて、
内閣に対して国会召集の決定を要請したが、
結局、安倍内閣はそれを無視し、
通常国会終了後、
3ヶ月以上も国会を開くことはなかった。

憲法を簡単に無視する
安倍内閣のやり口には憤懣やる方ない。

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臨時国会で、私は引き続き、
原子力特別委員会、総務委員会、
法務委員会に所属する。

法務では、野党筆頭理事を
継続して務めることになる。

また今回から情報監視審査会にも所属する。

この審査会は、
特定秘密保護法に基づくものであり、
私の大きな関心事であり、
ここに所属できたのは有り難いことだ。

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国会審議に向けて準備もしなければならないが、
28日解散、来月22日投票との噂も飛んでいる。

可能性は低くはないと思うが、
国会で山積する課題の審議を一定程度行ってから
解散するのが望ましいと思う。

しかし安倍総理は、不都合な事柄を解散によって、
払拭、消し去りたいのだろうと思う。

2)フォローアップ

昨日も記したが、
今回の訪米は大きな成果があったが、
帰国後のフォローアップが極めて大切だ。

そうすることで、この成果を
さらに大きなものとすることができるものと思う。

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今回は、原発5〜6千発分に相当する
日本の処理できない47トンのプルトニウム問題、
18,000トンの使用済核燃料問題の現実を
米国関係者に一定程度、伝えることができたと思う。

この日本の現状の中で、
六ヶ所での再処理開始は、
東アジアの安全保障の不安材料となるばかりか、
世界の核不拡散の観点からも不都合な状態であること、
についても共通認識を持つことができただろう。

一方、米国の核燃料サイクル中止の唯一の理由が、
経済性であることが米国側から繰り返し語られたことは、
私にとって極めて意義深いことだった。

なぜなら日本では、
この経済性議論を避ける傾向があり、
経済性を判断する術がなかったのだ。

今回、複数の米国関係者から、
核燃料サイクルは膨大なコストを要し実施できないと
繰り返しの指摘を受けたことは、
今後、私が国会で審議し、
政府を追求する際の大きな一石となる。

プルトニウムを消費することだけを目的として、
敢えて経済的に成り立たない手法を講ずることは、
合理性を欠くものだ。

しかもそのコストが国民負担だと言うならば、
国民は納得しないだろう。

日本政府はプルトニウム量を増やしたくないと
真に考えるならば、
敢えて多額の経費要し、環境に多大な負荷を与える
核燃料サイクルによるのではなく、
もっと価格が安く、環境に優しい方法を検討すべきだ。

この点、米国関係者からは、
使用済核燃料を再処理をせず、
乾式キャスクで保管すべき
との指摘があったが全く同感だ。

そうすれば今以上に、
プルトニウム量は増えないのだから、
この道を選択するのは当然のことだろう。

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現有プルトニウム47トンはどうすべきか。

これは国内保管10トンと海外保管37とは、
分けて考えるべきと思うが、
この点は、いずれ別途記したいと思う。

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核燃料サイクルに合理性がないならば、
大間原発を動かす必要がないのは、
自明のことだろう。

さあ今日も、確実に前進します。
==  2017.9.17 ==

  
  

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