徒然日記

11月21日 その3742『逢坂誠二の徒 然日記』(5439)

昨夜は、BSフジの
プライムニュースに生出演した。

終了が22時だったが、帰宅は零時前。

放送局が車を用意してくれたのだが、
途中が大渋滞で、通常20分程度の道のりが、
90分以上も要してしまった。

車移動がアドとなり十分な睡眠時間が確保できず、
眠い朝を迎えている。

1)予算委員会

昨日、理事専任のための予算委員会が開かれた。

その後、与党筆頭理事から、
次の予算委員会開催の提案があった。

開催日:11月27日(全日)と28日(半日)
質疑時間:与党5、野党5

これはとても承服できる内容ではない。

開催は3日間、
質問時間は従前通りの与党2、野党8、
この条件でなければ今後の協議は難しいとして、
与党提案を差し戻している。

2)代表質問

昨日、総理所信に対する各党の代表質問が行われた。

立憲民主党は枝野代表が登壇した。

以下に冒頭部分と終わりを一部を紹介する。

====

特定の価値観を、上から押し付ける、
トップダウン型の政治ではなく、
国民の皆さんの、
草の根からの声に支えられた、
ボトムアップ型の政治へ。

日本の民主主義を、「右でも左でもなく、前へ」。
「真っ当な政治」を取り戻したい。

数合わせの権力ゲームと受け取られかねない、
永田町の内側を向いた政治ではなく、
筋を通し、国民の皆さんと共に歩む「真っ当な政治」を、
一歩ずつ進めて行きます。
 
(私たちの目指す社会)
「多様性を認め合い、困ったときに寄り添い、
お互い様に支え合う社会」

「情けは人の為ならず」という“ことわざ”があるように、
私たちの社会は、寛容で、相互に支え合う社会であったはず。

「自由競争、規制緩和、自己責任」が、
繰り返し語られるが、行き過ぎた競争が、
過酷な労働環境につながり、
過労自殺や、スキー・ツアー・バスの事故など、
悲惨な事態を招いている。

格差の拡大と、自己責任に名を借りたエゴイズムが、
社会を分断して、ヘイト・スピーチという
深刻な問題まで生んでいます。

競争だけでは、社会は回らず、経済も発展しない。

公正で、公平なルールがあり、
そのルールが守られている中で競争する。
だからこそ、社会は安定し、発展します。

その公正、公平なルールを作り、守らせるのが、政治の役割。

誰にでも、自分の力だけでは
どうにもならないことが、必ずあります。
いつ、不慮の病気や事故に見舞われるか分かりません。
政治は、そのときのためにあります。

自己責任を過度に強調してあおるとしたら、
それは政治の責任放棄です。

豊かさを、社会全体で公正に分かち合い、
将来の不安を小さくしていくことで、
社会の活力を生みだします。

一人ひとりの違いを、互いに認め合うことで、
それぞれの持ち味が発揮される、
そんな社会を築き上げます。
 
(草の根からの経済再生)
長期にわたる経済の閉塞状況の原因は、国民の所得を削り、
中間層を激減させたことによる、個人消費の低迷。

中間層が減って、その分、貧困層が増えれば、
購買力がないために、消費は減少します。

高所得者がわずかばかり増え、さらに豊かになっても、
限界消費性向が低いために、消費の大きな拡大にはつながりません。

消費性向の高い、所得の低い人から、所得の底上げを図る。
そのことで、消費を喚起できます。

消費不況を脱却し、経済と社会を活性化させるために、
私たちは、分厚い中間層を取り戻すという、
草の根からの経済再生を進めていきます。

==以下、後段==

古いイデオロギーの時代ではありません。

右でも左でもなく、
上からの権威主義的な政治に対して、
草の根からの、国民の声に基づく民主主義を、
もう一度立て直す。

「上からか、草の根からか。」
これが、21世紀の新しい対立軸です。

立憲民主党は、「草の根から、社会を支えて押し上げる」、
21世紀の新しいビジョンを、
国民の皆さんと一緒に作っていきます。

それは、私や、立憲民主党が作るものではありません。

国民の皆さんと、みんなで作り上げるものです。

皆さんが背中を押して、国民の声が作った政党、
それが立憲民主党です。

2017年10月22日。
この日から日本の民主主義が変わり始めた。
そう言ってもらえるような歩みを、私
たちは進めて行きたいと決意しています。

「枝野立て!」と背中を押していただいた皆さん。
私たちが、その道をそれることがないよう、
厳しい目で、監視してください。

日本の未来を切り開くのは、
政治家でも、政党でもありません。
この国の未来を思うすべての皆さん、そうあなたです。

一握りの人の政治から、
みんなでつくる真っ当な民主主義へ。
国民の皆さん、そんな未来のために、
ぜひ、私たちと一緒に歩みを進めていきましょう。

「私には、あなたの力が必要です。」

==以上==

昨日の枝野代表の質問は、以上のような導入で開始され、
最後は、「私には、あなたの力が必要です。」で締めくくった。

国民の皆さんにはどう受け止められたか。

これから「真っ当な政治」を取り戻すための
真の取り組みが始まる。

3)慌てるな

昨日、枝野代表が、
====
民進党に今、籍のある地方議員の皆さんとの関係を
優先したいということで待っているが、
そろそろ待てなくなっている。年内が限界ではないか
====
と述べたが、期限を切って慌てる必要はない。

それぞれの地域には、それぞれの地域の事情がある。

草の根の民主主義を標榜するならば、
各地域の事情を頭に置きつつ、泰然自若とすべきだ。
期限を区切ると、誤解を招きかねない。

さあ今日もブレずに、曲げずに、
確実に前進します。

== 2017.11.21 ==

  
  

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