徒然日記

18年8月19日 その4013『逢坂誠二 の徒然日記』(5710)

今朝の函館は雲が多い。

路面も濡れているが、
午後には次第に晴れる見込みだ。

連日、フル回転の日々が続くが、
今日も朝から全開だ。

1)人口減少対策本部

昨日、立憲民主党8区常任幹事会で、
人口減少対策本部の設置が
正式に決定した。

なぜ対策本部が必要なのか。

日本の人口が、
特に地域の人口が、
秋のつるべ落としのように減少する。

少子化対策は、
当然、必要なことであり
待ったなしの状況だ。

一方、相当に有効な少子化対策を
講ずることができたとしても、
その効果が発現するのは、
相当に先のことになる。

その間、人口が減り続けることになる。

そうなれば、地域のあらゆる分野に、
様々な悪影響が生ずる。

市町村のあり方、
議会、福祉サービス、学校、医療、防災、
空き家、労働力確保、地域経済など、
人口減少の影響は、
ありとあらゆることに及ぶ。

これに対し、国では、
コンパクトシティなどを提唱するが、
地域で人が移り住み、
小さなまとまりのある、
新たな街づくりを進めるのは、
机上で考えるほど簡単なことではない。

コンパクトシティなるものが、
実現すれば良いのかもしれないが、
すべての地域でそれができるはずもない。

実現できない解決手法を
いつまでも掲げていても、
地域の状況は改善できない。

国では、地方議会や
市町村のあり方について、
いくつかのパターンを示し、
そこからの選択性を想定しているようだ。

しかし地域の実情は、
全国画一的で共通する部分もあろうが、
完全に一致するものではない。

さらに自治本来の姿を考えるなら、
自治のあり方を決めるのは国ではなく、
自治の現場で、
自分たちが考え悩み、
そこから生み出されたものでなければ、
血の通った地域づくりは実現しない。

そこで人口減少にともなう
地域の困難な課題についても、
地域の現実に即した方針や
具体的な対応策が必要になる。

人口減少対策についても、
地域自らが考えることが重要であり。
これが対策本部を設置する大きな理由だ。

国の対応、対策を待っているだけでは
地域は良くはならない。

地域が良くならなければ、
最終的には国も良くならない。

こんな思いで
人口減少対策本部を設置する。

今後、議論を進化させたいと思う。

さあ今日もぶれずに曲げずに、
確実に前進します。
==2018.8.19==

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. 人とのつながりが冷えてしまっていることにも問題があるように思います。
    愛がたりないのかなぁ?
    誠実な信頼できる人間関係があれば、お金だけに心を奪われず、楽しく生きることができると思います。そのためにも、なるべく嘘を言わないことが基本だと思います。
    心の豊かさはお金を持っているか否かに関係なく、むしろ持っていない方が心が豊かだったりします。
    逢坂先生のモットーである「誠実」は人が集まる大事な要素だと思います。
    それでは、おやすみなさいませ。

  2. >さらに自治本来の姿を考えるなら、
    自治のあり方を決めるのは国ではなく、
    自治の現場で、
    自分たちが考え悩み、
    そこから生み出されたものでなければ、
    血の通った地域づくりは実現しない。

    このことについて、ずーっと考えています。ここに、どうやって参加していけばよいのか、今まで関わってきた、PTAや町内会では無理な気がしています。でも北海道の中核都市の衰退を見るにつけ、なんとかしたいという思いがつのります。

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