徒然日記

19年4月21日 その4258『逢坂誠二 の徒然日記』(5955)

今日はいよいよ統一地方選挙
後半戦の投票日だ。

函館の空は青く、空気は澄んでいる。

五稜郭公園の桜の蕾も
開花まであと一息、
そんな雰囲気に膨らんでいる。

1)公務員
この間、ずっと公務員定数や
公務員給与削減議論が、
永田町界隈を席巻している。

政府のサイズも、
小さな政府論が主流のように思われる。

確かに、公務員組織は、
「お役所仕事」とか「親方日の丸」
といった言葉から連想される
ある種独特の体質があり、
社会や個々人の現状を踏まえた
実践的な仕事ができていないとか、
事なかれ主義で旧態依然とした
仕事しかやっていないなどの批判も多い。

しかし私は、公務員に対して、
こんな紋切り型の批判繰り返しているだけでは、
国民や国家に必要な公的な仕事が
うまく進むとは思われないと、考えている。

公務員批判は、
国民の溜飲が下がるものなのかもしれないが、
公務員とは何か、
公務員が真に果たすべき役割は
いかなるものであるかなど、
公務員の真のあり方を
キチンと議論すべき時期に来ている
と私は考えている。

私自身、公務員を11年勤め、
その後、11年間、首長を勤めさせて頂いた。

この経験、特に首長としての経験を踏まえると、
公務員の存在なしに、
自治体の仕事は一歩も進まないのが現実だ。

これは自治体に限らず国も同様だろう。

この現実は、多くの方が当然と感ずることだと思う。

そんな中で、単に公務員数を減らし、
公務員給与を下げることが是であるという
必ずしも根拠のない風潮を見直さねばならない。

もちろん私は、過剰な定数を抱え、
過大な給与払えと言っているのではない。

定数も給与も、適切な水準というものがあるだろうし、
そのあり方を普段に議論する必要がある。

かたや一方的に、
公務員は民間企業に比較すれば非効率で、
その役割を減らすことこそが
社会の善であるといった雰囲気から
脱却する必要がある。

さあ今日も
ブレずに曲げずに
確実に前進します。
==2019.4.21==

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. >公務員は民間企業に比較すれば非効率で、
    その役割を減らすことこそが
    社会の善であるといった雰囲気から
    脱却する必要がある。

    「国民に負担をお願いするのだから、議員がまず身を切るべきだ」などとよく言われますが、まるで精神論ですね。議員や公務員が減ることで国民に及ぼす影響が「カネ」でしか計られないのはおかしいと思います。
    維新や立憲の一部にも、公務員を減らすことを掲げる議員がいますが、なぜかそれが国民にはウケてしまうようで…。
    (維新の議員がみずから身を削って消えてくださるなら大歓迎なんですが。)

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