徒然日記

19年6月13日 その4311『逢坂誠二 の徒然日記』(6008)

昨年夏、大島衆院議長が、談話を発表した。

国会の行政監視機能にも言及した談話だったが、
今国会における政府与党の対応を見ていると
大島談話をしっかりと踏まえた対応とは思われない。

政府にとって不都合なことは隠し通す。
当然説明すべきことも説明しない。
予算委員会の開催拒否が続く。

こんなことが当たり前の状態になっている。

予算委員会は予算案だけを審議する場ではない。

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予算委員会が国政全般を議論できる根拠は以下だ。

憲法は各議院に国政調査権を認めている。

「常任委員会は、会期中に限り議長の承認を得てその所管に属する事項につき、国政に関する調査をすることができる。」(衆議院規則第94条第1項)

・予算委員会の所管は「予算」(衆議院規則第92条)

・予算委員会では、従前より「予算の実施状況に関する事項」について議長承認を得て国政調査を行っている。

・国の施策は「予算」と一体のものであり、「予算の実施状況」とは、国政全般と解することが可能

だから予算委員会では、予算案直接の審議以外の国政全般の議論ができる。

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こんなことは多くの国会議員の知るところだろう。

ところが昨日、審議すべき予算案がないから、
予算委員会を開催しないと
与党の責任ある立場の方が述べたという。

国会の機能不全は深刻だ。

さあ今日もブレずに曲げずに、
確実に前進します。
==2019.6.13==

  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. 与党はこのまま、わずか45分間の党首討論をやるだけで、逃げてしまうんでしょうか。
    このようなことが慣例化してしまわないか、心配です。
    自民党は、政権維持のために政治をやっていることを隠さなくなってきました。国民が舐められているのを強く感じます。

    野党に頑張ってほしい、それだけです。応援してます。

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