徒然日記

21年3月20日 その4957『逢坂誠二 の徒然日記』(6654)

春分の日です。

昼と夜が当分に分たれる日です。

今日は朝からZoomでの会議が二つ、
そして午後にはリアルな会議。

会議続きの一日となります。

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日本の行政はここまでも劣化しているのか、
コロナ禍の中でそう思わざるを得ない場面に
多々出くわします。

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コロナ対策のための補助事務が遅々として進みません。

ある農業補助金の例です。

補助金申請: 20年10月
補助金採択:20年2月
補助金振込:早くても20年4月下旬から 5月上旬

この補助は4万件の申請があったとのことです。

補助対象にした物品代の支払い期限が迫っていますが、
政府の対応はそんなことにはお構いなしで、
実にゆったりした事務作業が続きます。

もちろん4万件も申請がありますから
大変なのは理解します。

しかしあまりに農家の個別実態を知らない、
資金力のある方向けのお役所仕事です。

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文化庁の補助金の例です。

補助金申請: 20年12月1日
補助金決定:21年2月26日
事業実施期限: 21年2月28日
実績報告:21年3月5日
補助金振込:時期を含め全く何の情報も来ない

この補助金の事業実施期限は2月28日です。

それにも関わらず補助決定が2月26日なのです。

26日に決定されても、
事業が実施できるのは2日間しかありません。

もちろん補助金決定前に着手することは可能です。

それができるのは補助金が不採択になっても
事業が実施できる資金に余裕のある方だけです。

真に国民の現実を踏まえた補助制度ではありません。

しかもこの補助金申請のHPは、
利用開始から1 時間という時間制限があります。

全ての入力を1時間以内で行わなければ、
データがリセットされます。

補助制度を相当に理解している方しか申請ができません。

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この二つの事例は、氷山の一角です。

しかしなぜこんなことが起こるのでしょうか。

私は自治体の現場で、
30年以上前から国の補助事務を
いくつか手がけて来ました。

当時から国の対応は、
ここで言及した補助事務の例に近いのです。

国民目線ではなく、全て国の都合で制度が作られて、
現場の都合などはお構いなしなのです。

霞ヶ関の皆さんは、
自分たちが国民に相当に理不尽なことを強いていることを
肌感覚として理解しておりません。

補助申請期間も事業実施期間も
自分たちの都合の良いように設定します。

前年度の補助金の交付決定書が、
前年度の日付のまま翌年度の年末に届くことは、
当時の国とのやり取りでは日常の風景でした。

役所に入った当初、
こんな書類のやり取りを見て驚いたのですが、
先輩からこれが当たり前と言われ、
さらに腰を抜かしました。

こんな補助事務を行なっていることに加えて今回は、
短期間に多数の申請をこなすわけですから、
さらに混乱しているものと思います。

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昨年3月19日、
コロナ対策の政府与野党連絡協議会の
1回目が開催されました。

あれから1年が経過しますが、
PCRをはじめとする検査体制も、
未だに確率できておりません。

一昨日、総理は、変異株を見つけるためのゲノム解析の比率を
現在の5〜10%を40%にあげることを表明しました。
(本来これは100%であるべきものです。)

しかし昨日、その実現の具体的な手立てを聞くと、
具体性がなく非常に心もとないのが実態です。

日本について科学立国とか技術立国、
そんなイメージを持っている方も多いと思いますが、
実態はそれと大きくかけ離れていることを
認識せざるを得ません。

コロナ禍によって、
日本の弱点が数々明らかになっていますが、
自虐的になるのではなく、
このことを奇貨として将来に繋がる
前向きな取り組みをしなければなりません。

今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.3.20===

  
  

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