徒然日記
21年8月11日 その5101『逢坂誠二 の徒然日記』(6798)
渡島地方は9日夜遅くから10日にかけて極めて激しい雨となり、
JRや船舶などの運休、道路通行止3箇所、家屋への浸水、100名以上の避難など、
昨日は終日、大変危うい混乱した状態が続きました。
被害の状況などを確認中ですが、
人命に関わる被害は今のところ届いておりません。
1)愚直に地道に
マスコミ各社の世論調査で、
菅内閣の支持率が下がり、不支持が上がっています。
記者の質問にもまともに答えず、
誠実さのかけらもない菅総理の様子を見ていると、
然もありなんと感じます。
この状況について幾人かの方から、
チャンスですねと言われるのですが、
私は全くそうは思いません。
多くの国民の皆さんは、菅政権のコロナ対策も
ワクチン接種のあり方もあまり評価しておりません。
広島での平和記念式典の挨拶で重要部分を読み飛ばす
失態をさらけ出したことをはじめとして、
批判されるべき点が菅内閣には多々あります。
しかしこれほど悪い材料が揃っているにも関わらず、
この程度しか支持率が下がっていないのです。
麻生内閣と比較すれば、支持率は高く、不支持率は低いのが現実です。
2008年秋から翌年夏までの麻生内閣のときと決定的に違うものがあります。
それは政権交代に期待する国民の熱量と与党内の内閣批判の声です。
この二つが麻生内閣の頃とは全く違っており、
私たちにとって有利と言える状況には
至っていないことを肝に銘じるべきです。
私たちは国民の生活と将来に対する明確な考えを
さらに研ぎ澄まさなねばなりません。
それを雄弁に語れる自信を私たちは持たねばなりません。
敵失だけに頼っている場面ではないのです。
地域を歩いて国民の皆さんの話を聞きながら
丁寧に信頼を積み重ねていくこと。
これが常に私たちが行うべきことです。
選挙を目前にしていまさらそんな非効率なことをやるのか、
そう思う方がいるかもしれませんが、少なくとも私は、
一振りで状況が一変する魔法の杖を持ってはおりません。
考え方を研ぎ澄まし、愚直に地道に取り組むことが、
今の政府与党に対する不満の受け皿として、
私たちが国民の期待に応えうる存在になるための
一番の近道だと私は考えています。
加えて多少の意見の違いがあっても
野党が分裂しないことが重要です。
今の野党同士が対立することくらい
与党にとって嬉しいことはないのですから。
内閣の多少の支持率の低下に喜んでいる場合ではありません。
今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2021.8.11===