徒然日記

22年9月17日 その5503『逢坂誠二の徒然日記』(7200)

日の出の時刻が遅くなり、いつもの時刻に起きても外は真っ暗です。

空に雲は少なく、星や月が輝いています。

特に南西の空に輝く木星が目立ちます。

都内の気温は22度、日中は30度の見込みです。

1)原子力規制委員会
原子力規制委員会の発足からこの9月で 10年になります。

昨日の毎日新聞に今月で退任する更田豊志委員長の
インタビューが掲載されましたので、その一部を紹介します。
更田委員長は、規制委発足時からのメンバーです。

==以下、抜粋引用==

 ――今後、推進派からの圧力がより強くなった際、活動原則を維持する上で必要なことは。
 ◆安全の確保は大前提だ。利潤に左右されない、というのは規制委に浸透しているので、仕事を粛々とやっていくことに尽きると思う。

 ――この10年間で再稼働に至った原発は10基。このスピード感はどう思うか。
 ◆プラント審査は軌道に乗れば1年もかからないが、自然ハザードの審査にここまで時間がかかるとは思わなかった。事業者側が断層の活動性を示す際、調査で明確な根拠がすぐに得られるとは限らない。時間がたっても立証がなされない場合には、不許可という結論に至ることはあり得る。

 ――政府が増設検討を打ち出した次世代原発の規制についてはどう考えるか。
 ◆今の新規制基準は既に建っている原発に十分なシビアアクシデント対策をするための基準なので、新設する場合は、そもそも対策を視野に入れた設計にすべきだ。

 ――長く使うため、現在は原則40年間とされている原発の運転期間に、運転停止期間を含めない運用ができないかとの議論もある。
 ◆仮に運転停止期間を原発の寿命に含めないとすると、トラブルが起きて(原発が)止まると寿命が延びてしまうことになる。それよりも例えば、10年ごとにその先の10年も動かして良いのか検査して、寿命を設定しない方が現実的だ。

==以上、抜粋引用終了==

規制委の主な活動原則は以下です。

*何ものにもとらわれず、科学的・技術的な見地から、独立して意思決定を行う
*意思決定のプロセスを含め、規制にかかわる情報の開示を徹底
*国内外の多様な意見に耳を傾け、孤立と独善を戒める

規制基準が変更されれば、過去に審査が済んだ既存の原発であっても
最新基準への適合を義務づける「バックフィット制度」も新しいルールになっています。

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初代の田中委員長、2代目の更田委員長は、課題はありましたが、
色々な圧力にも屈せずやってきたと私は感じています。

しかし今度は、規制委の黎明期からの状況を知らない方が、委員長になります。

規制委の活動原則を確実に守れるかどうか、これからも確実に注視しなければなりません。

今日は朝のうちに帰函します。
さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.9.17===

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