徒然日記

22年9月28日 その5513『逢坂誠二の徒然日記』(7210)

夜明け前の都内の空、東の地平付近に雲がありますが、
全体的にはスッキリと晴れ上がっています。

気温20度、日中は 26度との予報です。

1)軽い
昨日、安倍元総理の国葬が行われました。

私は、その時刻、党本部で静かに時間を過ごしました。

今回の国葬に私は反対です。

しかし亡くなった方を弔うことは大事なことです。

安倍元総理の死去に対し、改めてお悔やみを申し上げます。

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岸田首相の追悼の辞に次の言葉がありました。

「あなたが敷いた土台の上に、持続的で全ての人が輝く
 包摂的な日本を、地域を、世界を作っていく」

私が引っかかったのは「持続的で全ての人が輝く包摂」です。

このれは社会的包摂、つまり社会的に弱い立場にある方々を排除・孤立させるのではなく、
共に支え合いの社会を作ろうということをイメージしているのだと思います。

しかしこのことは安倍政治と真逆の考え方です。

2017年7月都議選、秋葉原での演説で安倍元総理は次の言葉を発します。

「こんな人たちに負けるわけにはいかない」

安倍やめろなどの批判の声を上げた聴衆に向けて言い放ったのです。

この言葉は安倍政治を象徴する言葉として、その後、何度も取り上げられます。

予算委員会の質疑で、安倍元総理から、私も「あなたとは違う」と言われたこともあります。

つまり安倍政治は、自分達の側とそれ以外を分断し、それを批判することが本質なのです。

それにもかかわらず「包摂」と言った岸田総理を「軽い」と思わざるを得ませんでした。

今回の国葬は、きちんと検証しなければなりません。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.9.28===

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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    既にご存じだと思いますが、ナチスの政治思想を支えた政治学に、
    カール・シュミットと言う人がいます。多くの著書を残してますが、
    その中でも下記は、真偽のほどは不明ですが、ヒトラーが熟読したと
    言われています。薄い本です。肝は、「敵味方の峻別論」です。
    安倍氏の言動はまさに、これでした。

    『Der Begriff des Polotischen (1932)』
    田中浩・原田武雄訳『政治的なものの概念』(未來社、1970年)
    権左武志訳『政治的なものの概念』(岩波文庫、2022年)

    安部氏は、政治家としては大変に未熟で稚拙な政権運営しかでき
    ませんでしたが、彼の政治における言動の柱とカール・シュミットの
    思想は見事に一致しています。もちろん、安部氏がこの本を読んで
    いたとは全く思えません。

    しかし、検察・警察権力を背景に政治的暴力を発揮し続けた彼の
    ものの考え方が、この著作に見事に裏書きされている格好です。
    似た者同士という事なのかもしれませんね。

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