徒然日記

22年10月9日 その5524『逢坂誠二の徒然日記』(7221)

夜明け前の函館の気温は9度程度。

空に多少の雲はありますが、今後、晴れる見込みです。

日中は17度程度になる見込みです。

1)倶知安高校創立100周年
昨日、私の母校である倶知安高校創立100周年記念式典と祝賀会に出席しました。

倶知安高校は1922年(大正 11年)に、北海道庁立倶知安中学校として開校。

私の入学は1975年(昭和50年)です。

入学当時は、普通科4クラス、家政科2クラス、
電気科1クラス、 機械科1クラス、合計8クラスでした。

入学試験のため初めて木造の校舎に入りましたが、
生徒玄関の奥にあったトイレからの強烈な臭いを今も思い出します。

3 年間通った、その校舎は既にありません。

放送室、体育教官室、石炭庫、生徒会室、体育館、図書室など、
校舎の色々な場所に思い出が詰まっています。

佐々木、菊池、梅村、鈴木、鎌田、坂田、越坂、関戸、山田、
沼端、大槻、東、辻口、山口など、先生達の名前も鮮明です。

高校時代からおよそ半世紀、随分と時間が経過しました。

昨日は、10名ほどの同級生も出席し、
久々に校歌や応援歌を歌って盛り上がりました。

これまでの私の人生の20分の1にも満たない短い期間なのですが、
濃密な3年間だったのだと思います。

2)倶知安高校校歌
倶知安高校の校歌は、冬から始まります。

いかにも雪の多い、雪が売り物の地域の校歌です。

雪の季節の次に新緑です。

「吹雪の試練荒くとも 耐えて5月の新緑を」

歌詞全体が好きですが、吹雪に耐えて新緑を待つ、
このくだりもグッと来ます。(雪国の方には分かって頂けるかも)

校章は、白樺の葉を3枚組み合わせ、
その真ん中に「髙」の1文字を配しています。

だから白樺徽章(しるし)なのです。

不羈卓犖(ふきたくらく)という難しい言葉も出てきます。

不羈(ふき):自由奔放で束縛しえないさま
卓犖(たくらく):他よりぬきんでて、すぐれているさま

つまり不羈卓犖(ふきたくらく)は、
「他よりすぐれていて、何ものにも束縛されないこと」、
こんな意味になるのでしょうか。

高校に入学すると、1年生が体育館に集合させられて歌唱指導なるものがありました。

誰の主催なのか分かりませんでしたが、校歌、応援歌を全員で歌わせて、
声が小さかったり、歌詞を覚えていないと、先輩が罵声を浴びせるという、
何とも前近代的ないじめのような儀式です。

この歌唱指導で叱られないように、難しい漢字に振り仮名をふって、
必死で歌詞を覚えたのも懐かしい思い出です。

昨日は、私の担任だった 92歳の佐々木三郎先生と一緒に、
校歌、応援歌No.1、No.2を歌わせて頂きました。

以下、倶知安高校校歌です。
作詞は森田作郎さん、作曲は工藤富次郎さんです。

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窓にふくめる千秋の
雪に映えたる蝦夷富士や
高く尊きすがたこそ
やがて吾等のこころなれ

吹雪の試練荒くとも
耐えて5月の新緑を
誇る白樺徽章(しるし)にて
不羈卓犖(ふきたくらく)の意気を説く

ゆうべ仰げば星杓(せいしゃく)の
ひとり燦爛(さんらん)輝けり
久遠の道にあこがるる
理想の眸さながらに

文化の潮寄る処
思想の嵐荒む時
北土の咽喉(のど)に我等立ち
時代の鐘を打たん哉

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.10.9===

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