徒然日記

22年11月13日 その5559『逢坂誠二の徒然日記』(7256)

昨日、都内で開かれた高校の同窓会のため上京しました。
幼稚園から高校まで一緒だった同期も出席しており、久々に昔話に花を咲かせました。
今朝の都内、多少雲が多めですが、日もさしています。
気温12度、日中は23度、夕方は多少雨の予報が出ています。

1)今後の日銀や財政は
財政ファイナンスという言葉を良く耳にします。
しかしこの言葉は学術用語ではないため定義などは曖昧です。
一般的には、中央銀行が通貨を発行して国債を直接引き受けることとされています。
日本では、財政法5条によって、これは禁止されています。

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第5条 
すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又、借入金の借入については、日本銀行からこれを借り入れてはならない。但し、特別の事由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲内では、この限りでない。
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財政ファイナンスによって、政府の財政節度を失わせ、日銀による通貨の増発に歯止めがかからなくなるり、極端なインフレを引き起こす恐れがあるから禁止されているのです。
ところが日銀は、2013年から異次元の金融緩和と称してせっせと国債を買っています。現在その残高は500兆円を超えて、日本国債全体の半分程度になっています。
これは財政法5 条違反ではないかと思うのですが、政府は次のように答弁しています。
「現在の日銀の国債買い入れは、2%の物価安定目標の実現という金融政策を目的に「日本銀行が自らの判断で、市場で流通しているものを対象に実施しているもの」との見解を示し、財政法には抵触しないとの認識です。
金融政策を目的に市場から日銀が購入しているから、形式上は日銀の引き受けではないと政府は言いたいのでしょういが、実態は明らかに日銀の引き受けです。私は財政法違反だと考えています。

安倍政権は、集団的自衛権権の行使容認でも相当無理筋な憲法解釈を行いましたが、金融政策面でも詭弁を弄しています。
しかもこれが10年近くも続いているのですから、異次元ではなく異常な金融緩和の領域に入っています。
日銀が大量の国債を抱え込むことによって、日銀のバランスシートがGDPの規模以上に大きくなり日銀も様々なリスクを抱え込んでしまいました。
今後、日銀のことだけではなく色々なことが想定されますが、それをどう防ぐのか、重大な局面に入っています。

*日銀のバランスシートが拡大し出口戦略が描けないこと
*日銀の信用度が低下し円安が加速すること
*日銀が債務超過に陥ること
*国債価格が暴落すること
*国債の利払いが増加すること
アベノミクスによって、賃金も上がらず、景気も改善せず、「お金持ち」をさらに大金持ちに、「強い者」をさらに強くしただけになり、その上でこうしたリスクを抱えてしまったのです。
今後の道のりは、相当に厳しいものと言わざるをえません。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2022.11.13===
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