徒然日記

23年1月9日 その5616『逢坂誠二の徒然日記』(7313)

今日は月曜日ですが、成人の日のため祝日です。夜明け前の函館、空全体に雲が広がり月も星も見えません。雪や雨の雰囲気は今のところありません。日中は3度まで上がる見込みです。祝日ですが、今日も地元歩きです。

1)堕ちるニッポン
昨朝のTBS系サンデーモーニングの特集のタイトルは、「堕ちるニッポン 再生の道は」です。この特集に関し、新年早々暗いとか、悲観的過ぎるなどの批判もあったようですが、私はそうは思いません。いつも書いている通り、日本の実態、現状をしっかり受け止めること無しに、解決策は見出せないからです。厳しい現実であれ、悲観的な状況であれ、今の日本を確実に知る必要があります。その現実から目を背け、日本は大丈夫だとか強いとか言っても意味がありません。自虐的になるために現実を知るのではなく、解決策を見出すために現実を知るのです。
昨日の特集では、マグロや牛肉、小麦、大豆、トウモロコシなどの食料に関し日本は世界に買い負ける、1人当たりGDPは世界30 位(台湾に抜かれ、韓国に並ばれる)、土地や水資源が海外資本に買収される、世界トップだった半導体産業は低迷続き、こんなことが報じられました。また海外の皆さんから見る日本の良いところの紹介もありました。しかしその多くは、ウォークマンなどかつての良さです。この現実も知るべきです。
昨日、北斗市内の農家では、資材、肥料の高騰、農産物価格の低迷など農業の厳しい実態についても話を聞いております。このままだと離農が増える、食料の自給率がさらに下がるといった指摘です。
この特集のように堕ちるニッポンとまで言いたくありませんが、本当に厳しい現実の中にあるのが今の日本です。対症療法だけではこの状況から抜け出すことはできません。やはり原因療法が必要です。これもいつも言っていることですが、あらゆる世代に対する教育、安定した職と収入の確保、1次産業の振興、再生可能エネルギーへの投資、そして自治の取り組み、これらを組み合わせる必要があります。
とここまで書いて、改めて思うのです。最大の癌は政治だということです。多くの方々が問題の所在が分かっており、処方箋もある程度見えているにも関わらず、それを実現できない政治、つまり立法府、行政府が最大の問題です。立法府に身を置く私が天に唾をするようなものですが、日本の最大のネックは政治だと強く感じます。なぜこんなにも政治が機能しないのか。与党だろうが、野党だろうが、これほどの危機に直面していながら、全くの機能不全、ここが最大の問題です。与党は自分達が行なってきた政策を否定することはできず、大きく価値観の転換をすることはできません。野党も様々な提案はしますが、自己の存在感を主張することに目を奪われています。最大の問題が政治だとすれば、私は何をすべきか、深刻な壁にぶち当たっています。

さあ今日もブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.1.9===
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皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    普通のオジサン・オバサン・オネェサン・オニイサンが見る
    サンモニが取り上げるという事は、「日本の凋落」が誰の目にも
    見えてきたと言うことですね。

    こういう時に働いてこそ、政治家、政党の役割が果たせると言う
    ものでしょう。ところが、今の立憲民主にはとても期待が出来ません。
    それどころか、下記の様に言われてもいます。第二自民党が自民党の
    失政を回復できるとは思えません。
    ――――(引用)――――――――――――――――――
    中嶋 哲史@J_J_Kant

    泉健太は立憲が一定勢力を維持し主導権を握れるうちに維新と合流して
    「第二自民党」を作るつもりなのではないか。そうなれば国民民主を
    吸収できるし、自公との間で右―右の二大政党化を目論んでいるように
    思える。さて、左派国民はどうしたものか。
    ――――――――――――――――――――――――――

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