徒然日記
23年5月29日 その5756『逢坂誠二の徒然日記』(7453)
1)失われた30年
昨日の東京新聞日曜版の特集は「データでみる失われた30年」と題し、この30年余の日本の変化を報じています。
==以下、記事から抜粋==
GDPは2010年に中国に抜かれ3位に。現在、4位のドイツとの差はわずかで、間もなくドイツに抜かれる可能性大。国民一人あたりのGDP は世界31位。
国債残高は90年代後半から急増し、今も増えている。日本経済の劣位をごまかしてきた面もあり、子孫世代への大きな負担に。
G7の国債残高の GDP比は、日本が断トツのトップで256%。
イタリア173%、米国144%、フランス138%、カナダ113%、英国 104%、ドイツ77%
企業株の時価総額の1989年ランクは、10位以内に日本企業が7社、今はゼロ。日本企業のトップはトヨタで、やっとの39位。
50歳時点で子どもがいない生涯無子の割合は 27%で、データがある17カ国で最も高い。(1970年生まれの女性)
2022年10月現在、15代未満の人口は過去最低の11.6%、15歳〜 64歳も減少。増えたのは65歳以上。2022年の出生数は79万人と想定よりも早い80万人割れ。
日本の競争力は現在、世界の34位。シンガポール3位。香港 5位、台湾7位、中国17位、韓国27位、タイ33位など。
大学のランクは東大39位、京大68位。一方、アジアの他国の大学ランクは以下。精華大(中国) 16位、北京大(中国)17位、シンガポール国立大(シンガポール)19位、香港大(香港)31位、南洋理工大(シンガポール)36位。
研究開発費は、日本は横ばいから微増。米国、中国、EUの伸びは著しい。
平均賃金も日本は横ばい。G7他国は増加。
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私は日本を卑下したい訳ではありません。私は、かつてのような日本の活力を取り戻したいと考えています。そのためには、まず国際社会の中での日本のこの現実を確実に受けとめる必要があります。その上で処方箋を書く必要があります。その鍵の一つは多様性です。また政治的には、馴れ合いに安住する低位安定ではなく、しなやかな破壊と創造だと考えています。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.5.29===
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lin.ee/eDi8g6I
こんにちは。
日本の凋落は決定的です。
「まず国際社会の中での日本のこの現実を確実に受けとめる必要があります。
その上で処方箋を書く必要があります。その鍵の一つは多様性です。
また政治的には、馴れ合いに安住する低位安定ではなく、しなやかな破壊と
創造だと考えています。」には違いありませんが、自民党政治の結果で
あるという事も言えるはずです。この程度の表現を敢てすることも、
政治の方向性を示すためには、時には必要かもしれません。
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