徒然日記

処理水への責任の確実な担保を/逢坂誠二 #7540

【23年8月24日 その5843『逢坂誠二の徒然日記』 #7540】 昨日、仁川(韓国)からの飛行機が2時間近く遅れ、深夜零時を回ってからウランバートルのホテルへの到着となりました。時差は1時間のため、日本時間では午前1時過ぎです。
ウランバートルの日の出前、多少雲があるようですが、晴れの雰囲気です。日の出は5時59分です。朝の気温は4度程度。日中は概ね晴れ、予想最高気温は17度程度とのことです。
私がいるのはウランバートルの中心部ですが、標高は約1300メートル、北緯47度54分程度に位置します。稚内が北緯45度程度ですからそれよりも北、寒いはずです。
今日は朝一番に日本人慰霊碑で献花をして参ります。
1)処理水への責任の確実な担保を 政府は、福島第1原発の処理水の海洋放出を今日から始めます。
8年前、政府と東電は「関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない」と福島県漁連に約束しました。先日、全漁連の会長は、「科学的な安全性への理解は深まった」としつつも「反対に変わりはない」と述べ、両者の溝は埋まっていません。
岸田総理は、風評被害などに対し「今後数十年の長期にわたろうとも、全責任をもって対応する」と話しましたが、今の処理水の放出だけで、今後、最低でも30年は続きます。
そもそも地下水の多い場所に、原発を建てたのが間違いの始まりです。加えて、溶け落ちた核燃料を冷やすために、今後も水をかけ続けなけれなりません。この放射能に汚染された水との戦いは、今後も長い間続きます。
岸田総理も、相当長い間、処理水などとの戦いが続くことを認識しているからこそ、「今後数十年の長期にわたろうとも」と言ったのだと思います。
「全責任をもって対応する」と話したのは、当然のことですが、処理水などとの戦いは岸田総理が生きているうちには終わりません。責任をもって対応するというならば、その具体的担保が必要です。しかし岸田総理は、そのことに言及しておりません。
法的に担保するなど、将来も確実に責任がまっとうできる手立てが必要です。
加えて、今回、東電はどこに行ってしまったのでしょうか。本来は、東電が前面に出て対応すべきことだと思いますが、その姿がまったく見えません。無責任なのは当然ですが、原発の事故処理は東電では対応できないのが、本当のところだと思います。
立憲民主党道連では、今回、この件に関する対策本部を立ち上げました。漁業者などの皆さんから風評被害に対する実態を伺うと同時に、政府に対し、適切な対応を求めて参ります。
韓国では、昨日も一昨日も、この処理水のことがニュースのトップでした。しかし、福島の処理水以上に厄介なのが、六ヶ所村再処理工場からの排水です。これは福島の処理水とは桁違いの排水が出る可能性があります。これについて、後日言及します。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。 ===2023.8.24===
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