徒然日記

「教員を取り巻く環境は危機的な状況」/逢坂誠二 #7546

【23年8月30日 その5849『逢坂誠二の徒然日記』 #7546】 夜明け前の都内の空、雲が少なく星が見えます。天頂付近には木星、東の地平線付近には金星が見えます。朝の気温は25度。今日の日中も晴れ、予想最高気温は35度と暑さが続きます。
今夜の満月は、今年で最も大きく見える「スーパームーン」です。今日の深夜0時54分(31日)に月は地球に最も近づく地点を通過し、約10時間後の10時36分に満月になります。満月のときの地球と月との距離は約35万7,300kmです。また今月は2回目の満月で「ブルームーン」とも呼ばれます。つまり今夜から明日にかけての月は、スーパーブルームーンと呼んでも良い月です。次回のスーパーブルームーンは、14年後の2037年です。
1)教員を取り巻く環境は危機的な状況 私は、現下の日本の様々な課題を解決する全ての鍵は「教育」であると確信をしております。そんな思いもありこれまで私は、今の日本の教育は危機的状況にあることを、繰り返し国に訴え、その改善を求めて参りました。
教育現場は長時間労働や人手不足などにより、一般国民の皆さんの中にも「多忙で、ハードだ」という認識が広がっています。その結果、教員志望者が減っています。先日も、私のもとに道内のある有名校の先生から「逢坂さん、このまま放置すれば教師の質が低下し学校が崩壊する」と悲鳴のような声が寄せられました。こんな実態であるにも関わらず、政府はこの現実をずっと見ないふりをして来ました。しかし近年になって政府もやっと重い腰をあげつつあります。
文科省は、令和6年度から、これまでは毎年夏に行っている教員採用試験の1次試験を、現在よりも1か月程早くする方針を示しました。これによって受験者数を増やし、優秀な人材を獲得したいという狙いがあるものと思われます。しかし、試験時期を早めるだけで問題が解決するとは思われません。
愛知県総合教育センターが、教職課程を履修する学生を中心に行ったアンケートで、教員を志望しない理由を尋ねたところ、「休日出勤や長時間労働のイメージ」が64.1%、「職務に対して待遇(給与等)が十分でない」が54.7%となり、長時間労働や処遇の改善が必要であることが明らかです。
こうした中、28日、中教審の特別部会が、現在の「教員を取り巻く環境は国の未来を左右しかねない危機的な状況にある」との認識のもとで、教員の働き方をめぐりる緊急提言をまとめました。
具体的には、教員の仕事を適正化するため、「登下校対応」や「校内清掃」「休み時間の対応」など14の仕事について、地域やスタッフなど教員以外への分担や負担軽減を進め、年間の授業時数が国の標準を大幅に上回る学校は来年度から見直すこと、学校行事は重点を置くものを選び、準備も簡素化することなどが盛り込まれています。
「危機的状況である」との認識を持つのが遅きに失したと指摘せざるを得ませんし、提言の内容も付け焼き刃的な印象を受けます。やはり学校現場の役割に応じた人員の増加が急務です。
私は、今後とも学校現場で働く皆さんの声を聞き、先生方の処遇の改善などをはじめとして、真に子たちのためになる教育の実現に向けて全力を尽くして参ります。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。 ===2023.8.30===
ネットによる個人献金はこちらです。 go2senkyo.com/seijika/123556
iPadから送信
  
  

皆様のコメントを受け付けております。

記事に投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です