徒然日記

教員の危機的状況脱却のために/逢坂誠二 #7547

【23年8月31日 その5850『逢坂誠二の徒然日記』 #7547】
夜明け前の函館の空、雲が多めです。気温25度。日中は晴れ時々曇りの予報。予想最高気温は31度。残念ながら月を見ることはできません。
1)教員の危機的状況脱却のために
昨日の私の日記を読み、私立学校で勤務された後、現在、公立学校で仕事をされている方から、現場の実態や感想が届けられましたので、その一部を引用して紹介します。
==以下、抜粋引用==

●副校長の仕事
大半は、事務仕事、それも市から降りてくる仕事をこなしてゆく感じです。しかもこの指示が、市の教育委員会、職員担当や施設課など、縦割り行政から、次々と、しかも締切が短期間の要請が降りてくるようです。
副校長は、この対応に追われています。私立なら、事務職や施設管理担当が、管理職に報告しながら行っていることを、副校長が一人でやっている感じです。

●教育委員会の存在
日本の公教育の中心は、教育委員会なのだということが、よくわかりました。管理職は、この存在をとても意識しています。
指導主事個人の資質にもよるのかもしれませんが、その指示の中には、おおよそ教育の本質からずれているのではないかと感じるものがあります。でも、
管理職や先生方は、どうしてもそこへの対応に時間を取られます。公教育なので、一律な方法を求められるのかもしれませんが、もっと現場の裁量がないと、生き生きとした教育がなされにくいように感じます。
長年私学に勤務していた身からすると、公立はフレキシブルさに欠けるなと残念な気持ちになります。

●役割の分散
多忙です。例えば、国や都道府県の学力調査、市独自の学力調査、英語のスピーキング調査など、これもまた上から降りてくる調査に時間を割いています。これらが整理されず、降りてくるところにも、忙しさの一つがあるように感じます。
部活にも時間を取られていますが、地域への移行は、難しいのではと、思っているようです。
そして、学年の行事などの会計処理も先生方がやっていて、びっくりしました。とても時間をとられていました。これも事務方に移行できますね。
もしかして、従来の職員室は、他の部門の人が中に入るのを嫌がる風潮があったのかなという気もしますが、今は、印刷や先生方の補佐をするスクールサポーターもいるので、この方たちの仕事の範囲をもっと認めていくことで、楽になるのではないでしょうか。

●副校長は授業を1時間も持たないのです
これにはびっくり!
全国そうなのでしょうか。

子供達は、日々変化しています。やはりどこかで接点がないと、子どもが見えなくなってしまうのではないかと危惧しています。

校長、副校長には、マネジメントだけを期待している、ということなのでしょうか。
でも主たるところは、子供たちの教育です。次の校長職を前に、もっと役割を整理して、たとえ2時間でも現場に立って、教員として子供たちに目を向け、教育について考える時間をとってもらうことも大切なのではないかと思います。

●役割の明確化
現在配置されている事務職員にもっと権限を委譲し、整理できることもあるのではないかと感じます。その辺りも曖昧だったり、長年の習慣から任せられなかったりしている部分もあるのではないかと感じます。

逢坂さんおっしゃるように、仕事に応じた適正な人員配置が必要だと思います。

●教員の成り手がいない
教員になりたい人は、沢山いると思います。
教員は、素晴らしい仕事です。子供たちの成長を見守るのは大変だけれども、やりがいがあります。
そして、10年、20年の後に、成長した卒業生の姿、という素晴らしいプレゼントが来るのです🎁

まずは給与を上げるのは、とても大切なことだと思います。それは教員のプライドを上げることにもなり、成り手は、確実に増えると思います。
ブラックのイメージを変えるには、勤務時間の管理も大切ですが、その元になる校務の軽減も、まずは必要ですね。

==以上、抜粋引用終了==
このメッセージを読んで、以下のことを行う必要があると考えています。
1.教員の給料を上げる
2.教員が行う仕事、その他のスタッフが行う仕事と仕分けする
3.それぞれの仕事に応じた適正な人事配置を行う
4.教育委員会からの指示は、その内容を吟味精査する
とにかく教育に力を入れないと、日本の将来は極めて危ういものとなります。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.8.31===
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