徒然日記

日本の少子化の要因/逢坂誠二 #7570

【23年9月23日 その5873『逢坂誠二の徒然日記』 #7570】 昨日は、党本部と議員会館で仕事をした後、札幌入り。バス協会でドライバー不足の実態について話を聞いた後、稲村道議の道議会副議長就任パーティーに出席し、再度、上京しました。今日は以前から依頼されていた自治労の皆さんへの講演のため山口県を訪問します。
夜明け前の都内は、ポツリポツリと雨が落ちています。気温は21度。日中も曇り時々雨で、最高気温は25度の見込みです。今日は秋分の日、上弦ですが、月は見られそうにありません。
1)日本の少子化の要因 日本の少子化の要因について、改めて整理作業を進めています。以下は、必ずしも私の考えばかりではありませんが、国会図書館に調査頂いた文献などの指摘を踏まえたものです。
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日本の少子化の主な直接的要因は、「未婚化・晩婚化」と「夫婦(有配偶女性)の 出生率低下」だと言われています。
「未婚化及び夫婦の出生率低下」の背景要因として、次の3点です。
*仕事と家庭の両立が困難 女性の高学歴化と雇用労働力化に伴い、仕事と家庭の両立が困難になったために、未婚化及び有配偶女性の出生率低下が進んだ。出生率回復のためには、女性の仕事と家庭の両立のための制度的環境を整えるとともに、男性の家事・育児分担割合を引き上げることが必要。
*雇用不安・所得格差及び教育費の負担といった経済的事情 不安定収入の若年男性が増加し、そのような男性が結婚相手として選ばれにくいことや、正規・非正規などの雇用をめぐる格差の問題。 また近年は、若年世代の出生意欲そのものの低下が見られます。2021年の国立社会保障・人口問題研究所によるアンケートの結果によると、前回2015年調査の結果と比較して、結婚意思のある未婚男女の希望子ども数、結婚したら子どもは持つべきだと考えている未婚者の割合、いずれもが減少しています。 出生意欲低下の背景には、経済・雇用環境の悪化や教育費の負担等があると推察されています。
*結婚と出産に関する価値観の変化 現在日本においては、結婚は人生における選択肢の一つに過ぎず、若者が結婚を望まなくなっており未婚化はこうした若者の価値観の変化に伴うもの。日本の家族観によって結婚に対するハードルが上がっているとの指摘もあります。
以上が、国会図書館で調査頂いた日本の少子化の要因です。私の感覚では、経済的事情が最も大きな要因に思われます。職の安定、収入の増加、これが極めて大事なことです。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。 ===2023.9.23===
ネットによる個人献金はこちらです。 go2senkyo.com/seijika/123556
  
  

皆様のコメントを受け付けております。

  1. こんにちは。

    下記のご指摘、その通りだと思います。
    「国会図書館で調査頂いた日本の少子化の要因です。私の感覚では、
    経済的事情が最も大きな要因に思われます。職の安定、収入の増加、
    これが極めて大事なことです。」

    ただし、ここで意外な問題というか、なるほど、それも問題だなぁと
    思う事が一つあります。本来、有能な高学歴の若者~中年世代の未婚者
    の中には、高学歴で有能ではあるが、新卒の際に、本人の責に帰する
    ことが出来ない理由で職に恵まれず、不本意な職業生活を強いられ、
    その結果、高学歴であるが故に、却って身近に相手が見つからず、
    独身のまま生涯を終える人々も少なからず居ます。

    例えば、我々の新卒就職時は、「これからは文化の時代」という
    渡辺昇一氏などの言説が持て囃られ、加えて不況という事もあり、
    日立製作所ですら、理系の学生募集数を極端に絞り、かつ修士以上
    との条件付。その逆に文系の学卒は増やしました。

    その結果、学会(ソウカではありません(笑))が優秀な学卒者に
    贈る賞をもらった学生すら、マイナーな企業へ就職をせざるを得ず、
    不本意な職業生活を送ったものが居たりもします。これは、私の
    身近で起きたことです。これには大学側の不手際もあるのですが…。

    様々な理由で本人の責に帰するわけには行かない理由で優秀にも
    拘らず、独り身の人生を歩む人々は、本来、社会に大きく貢献出来た
    はずの人々です。単純労働者の場合とは、少しわけが違います。

    期せずして、日本社会の凋落の一因、あるいは象徴のような話にまで
    なってしまいました。しかし、少子化問題を考える際には、こうした
    問題にも、光を当ててみる事も必要だろうと思うが故です。

    うらべ
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