徒然日記

将来世代への危機/逢坂誠二 #7721

【24年2月21日 その6024『逢坂誠二の徒然日記』 #7721】

夜明け前の都内、空全体に雲が広がり月も星も見えません。弱い風も吹いています。朝の気温は9度で、日中も10度にまでしかあがりません。昨日からは14度も低くなります。午前9時頃から雨になる見込みです。函館は朝は氷点下6度で、一気に冬に逆戻りです。

1)将来世代の危機 今日も、一昨日の毎日新聞コラム「風知草」からの引用です。
==== 「日本のGDP(国内総生産)世界4位へ後退」報道のさなか、豊かさの新しい指標の研究者でもある神田真人財務官(59)に、新指標のミソを聞いた。
 「社会の豊かさを見る上で大事なことの一つは公平さですね。ビル・ゲイツ独りもうかって、残りは貧乏なら政治は乱れ、社会は不安定になるでしょ?」
 「もう一つ。土地や水の質などの自然環境や、社会で共有されている公共的な価値は守る。未来の世代を危機に追いやるような社会は豊かとは言えない」
==以上、引用終了==
「土地や水の質などの自然環境、公共的な価値は守る」 「未来の世代を危機に追いやるような社会は豊かとは言えない」
これも当然のことなのですが、守られていません。
==== 誰でも少し物を考える力のある人ならすぐわかることだと思いますが、生産の大本となる自然物、すなわち空気、水、土のごとき類のものは、人間全体で使用すべきもの ====
有島武郎が1922(大正11)年、北海道ニセコに所有する農場を小作人に解放した際に述べたと言われる内容です。(農場解放記念碑に刻まれています。)
昔から有島のこの言葉が身近にありましたが、その意味するところは、子どもの頃は何も分かっていなかったと思います。でも今は、実感として理解できます。
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「未来の世代を危機に追いやるような社会は豊かとは言えない」
少子化を放置し、日本社会に大きな負の遺産を残したことは慚愧に堪えません。
また使用済み核燃料や核のゴミ、この問題に何の答えも出せずに、原発を使い続けていることも本当に申し訳なく思っております。
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現在、国内には1.9万トンの使用済核燃料があると言われています。しかしこの処分方法は決まっておりません。
政府は、この使用済核燃料を再処理しMOX燃料を製造、それで発電をすることが、使用済核燃料処理の対策であるかのような説明をします。しかしそれを行えば、使用済MOX燃料が発生します。つまり核燃料サイクルは、使用済核燃料対策として、何の意味もありません。次の世代に負担を先送りしているだけのことなのです。本当に申し訳なく思います。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.2.21===
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