徒然日記

道南食品のチェルシー/逢坂誠二 7914回

午前5時、日の出前の函館の空、雲は少なく、東の地平線が赤くなっています。朝の気温は18度、日中も晴れで28度まで上がる見込みです。

これまでの常識を大きく覆す台風10号が全国に猛威をふるいました。亡くなられた方々に、改めて哀悼の誠を捧げると同時に、被災された皆さんにお見舞い申し上げます。

今日から9月です。

1)道南食品のチェルシー

母が亡くなったのは2007年の夏。遺品の中に、明治の「チェルシー」がありました。確かに母は、喉の調子が悪いとか、喉がイガイガするなどと言って、チェルシーを口にしていました。そのチェルシーが今年3月で販売中止となりました。

チェルシーは1971年発売のハードキャンディー。2002年度には25億円を売り上げたのですが、最近は食感の柔らかいグミの人気が高まるなど、キャンディー市場が縮小傾向だったといいます。結局、2022年度の売り上げは5億円にまで減り、収益性低下を理由に販売中止を決めました。

明治には、以前、1927年販売開始のサイコロキャラメルという人気商品がありましたが、これも時代の変化の中で、90年余りの歴史を経て2016年3月に販売を中止しました。現在は、このサイコロキャラメルの製造販売を函館市の道南食品が引き継ぎ、地域限定の「北海道サイコロキャラメル」として人気を博しています。

今回、チェルシーも、この道南食品がブランドを引き継ぐことになり、道内限定の土産品として9月3日から販売されることになりました。

道南食品では、チェルシーの伝統の味を残しつつ、原料や食感をリニューアルしたとのことです。新チェルシーはハードではなく、柔らかな食感なのです。8月10日から新千歳空港で先行販売していますが、「懐かしい」という声や食感の変化に対する驚きの声が寄せられているようです。

9月3日からは函館空港、JR函館駅、五稜郭タワーなどで、本格販売が始まります。90グラム(標準21粒)入りで希望小売価格は864円です。

次の菩提寺参りには、この新チェルシーを父母の仏前に備えたいと思っています。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
【24年9月1日 その6217『逢坂誠二の徒然日記』7914回】

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