徒然日記
1月5日 その1963『逢坂誠二の徒然日記』
今年の新年冒頭は、
例年通りの活動を抑えていたが、
今日あたりから徐々に
新年行事への対応が始まる。
さすがに現職でなくなると、
予め案内の来ていた会合も、
出席を見合わせるものも少なくなく、
残念な感じもするがそれも致し方無い。
1)30年
埼玉県加須市に役場ごと避難している
福島県双葉町の井戸川克隆町長は4日、
職員への年頭訓示で、
「町と町民のふるさとへの帰還目標を暫定的に30年後とする」
と述べたと報じられている。
「30年後」の理由を、
放射性セシウム137の半減期が
約30年であるためと説明したという。
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この発言をどう判断すべきか。
きっと賛否は分かれるのだと思う。
しかし、体の安全を考えると、
こうした発言も理解できる。
一方、体の安全を度外視した人生や暮らしを思うと、
この発言は、町を捨てろ、
と言われていると感ずる方も多いだろう。
仮に私が二葉町民なら、
自分に残された人生の時間を考慮し、
再び二葉町で暮らすことはあり得ない。
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井戸川町長さんを責める声もあるようだが、
その場だけを取り繕うなら、
もっと早い帰還を言うことも可能だろう。
しかし体の安全を考えると
実に辛いことだが、
こうした発言にもなるのだと思う。
私は、井戸川町長さんの、
この発言を軽々しく責める気には到底なれない。
原子力発電所の事故とは、
これほど苛酷で悲惨なものなのだ。
東証の大発会、株価が高く、
それを喜ぶ声が多いようだ。
本当に手放しで喜んでいいのか。
急激な円安の弊害はないのか。
景気の活性化は必要だが、
景気の変動は穏やかであるべきだ。
さあ今日も、しっかりと前進します。
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2013・1・5 Seiji Ohsaka
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