徒然日記

8月10日 その1214『逢坂誠二の徒然日記』



都内は雲の多い朝を迎えていますが、蒸し暑さは相変わらず
です。

1)事業所回り
昨朝は、函館市内の事業所等を何件か訪問しています。平日に帰函することがま
まならない状態のため、昨朝は貴重な機会でした。短い時間でしたが、製造業な
どを取り巻く話を伺うことができ、有り難く思っています。

上京後は、会館、地域主権戦略室、官邸などで、夜遅くまで打ち合わせ等の連続
でしたが、充実の時間を過ごしています。

2)国家戦略室
昨夕、官邸で総理をはじめ国家戦略室のメンバーともども、JICA理事長の緒方貞
子さんの話を聞いています。長い国際現場の経験に裏打ちされた話には重みがあ
りました。

その後、公邸に場所を移し、国家戦略室の今後について、菅総理を交えて意見交
換をしています。

菅総理直属のシンクタンク機能を充実強化させることなど、政策面で菅総理を支
える機能をいかに発揮させるかについて意見交換をしています。目の前の実践可
能なことを、まず具体的に実現することを突破口にして、徐々に取り組み分野を
拡大することが重要ではないかと、個人的には感じています。

3)新刊本
最近は、ゆったりとした時間を確保して本に没頭するチャンスがめっきり減って
います。そんな調子なので、書評だけを見て満足している場面が多くなっていま
す。

読んでいないけれど、最近気になっている本が二冊あります。

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『スティーブ・ジョブス 驚異のプレゼン』(日経BP)

私は、自治体職員向けの講演などで、コミュニケーション能力やプレゼンテー
ション能力の重要性をいつも強調しています。この能力は、自治体職員のみなら
ず日本人全体の課題だと思っています。つまり日本人は、これらの能力が必ずし
も高くないのです。結構な社会的経験を積まれたある程度の年齢の方であって
も、人前で話しだすと、オヤッと思うほど惨憺たる状況のことがままあります。
日本人は、子どものころからこうした能力を高める訓練を十分に積んでいない
と、私は残念に思っています。

プレゼン能力に関し、外国人経営者などの姿を見ていると感心すること仕切りで
す。日産のカルロス・ゴーン社長などの自信にあふれた説明などからは、学ぶ点
が多々あります。

こうした優れたプレンゼンの中でも、アップルのスティーブ・ジョブスのプレゼ
ンは、天才的とも感じます。しかし、この『驚異のプレゼン』によれば、ジョブ
スの素晴らしいプレゼンは、緻密な事前の計画と、猛烈な練習の賜物だというこ
とが分かるのだそうです。基礎的なプレゼン能力の高いジョブスが、事前準備と
猛烈な練習を行っているのだとすれば、凡人はかなうはずもありません。

本を読んではいませんが、書評を読んだだけで、わが身がつまされる内容と感じ
ています。

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『俺の後ろに立つな』(新潮社)

この本は、書名を見ただけで何を内容とするものかがピンときました。ゴルゴ
13に違いありません。案の定、著者は「さいとうたかお」さんでした。ゴルゴ
13といえば史上最強のスナイパーです。もちろん架空の存在ですが。この彼の
常套文句が「俺の後ろに立つな」なのです。

以前、仲間うちで酒を呑んでいる際に、「ゴルゴ13は理髪店には行けない」と
いうことが話題になったことがありました。そう、ゴルゴ13の後ろに立たずに
散髪をすることは、至難の業なのです。彼の髪の毛は、きっと後ろ部分だけが
残ってしまうことでしょう。

まさかこの本にそんなことが書いてあるとは思われませんが、書名から判断し
て、どうしても気になる一冊なのです。いずれ読んでみたいと思っていま
す。(でも最近は、マンガ『ゴルゴ13』すら読んでいない自分に対し、少々魅
力の欠如を感じています。)

4)日本国債
日本の公的借金残高は、異常な水準であることは、多くの人に認識されることと
なっています。しかし、その国債の引き受け手の多く(95%程度)が、日本国
内であることは、それほど多くの人が知っていることではありません。しかし、
最近、この状況に変化が生じつつあるとの情報が流れています。それは、中国の
日本国債買いが加速しているのです。この背景に何があるのか、どんな意図で日
本国債を買っているのか明確ではありません。

ドルの信用度合が下がったための安全策、ユーロ不安に対する一時的退避、日本
への影響力の行使など、専門家は色々な仮説を立てています。いずれにしても、
国債管理体制の確立が急務になっています。

今日は新月です。気を引き締めて過ごさねばなりません。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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   2010・8・10 Seiji
Ohsaka

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