徒然日記

8月11日 その1215『逢坂誠二の徒然日記』



雨の札幌で朝を迎えました。昨夜は発寒でシンポジウムがあ
り、今日は朝から都内に移動します。

1)会館
新しい議員会館を使い始めて以来、以前よりは会館で過ごす時間が増えていま
す。やはり打ち合わせ等に非常に便利なため利用頻度が上がったのが一つの理由
です。以前なら、会館におこし頂くのが申し訳ないほどの狭さだったのですが、
今は落ち着いて打ち合わせ等が可能で、明らかに作業効率が向上しています。

しかし、私が会館にいる時間が長くなったもう一つの理由は明確です。それは、
昨年の政権交代以降、会館での書類整理をなおざりにしたまま引っ越しをしたた
め、その整理に追われているのです。まだ段ボール2箱以上の未処理案件があ
り、この夏のうちに何とか処理したいと思っています。サボったツケはしっかり
と回ってきます。

2)新しい公共
昨夜、はっさむ地区センターで「新しい公共」に関するシンポジウムが開催さ
れ、私もパネリストの一人として参加しています。

基調講演は、寺脇研さん。パネリストは、鈴木寛文部科学副大臣、山口二郎北大
教授、中島岳志北大教授、さらに毎日新聞の与良さんまで飛び入り参加する豪華
キャストでした。

「新しい公共」についての議論が綺麗すぎるとの批判もあったようですが、参加
者の皆さんに大きな考え方は理解されたものと思います。また会場からTwitter
で呟く方も多く、シンポジウムの変化を、改めて感じます。無理をして参加した
甲斐のあるシンポでした。

3)人事院勧告
昨日、人事院勧告が行われています。今年は、マイナス勧告です。勧告直後に給
与関係閣僚会議が開かれていますが、勧告の扱いはまだ決まっていません。勧告
どおり実施すべきとの意見と、勧告を深掘りをしてさらに削減すべきことを示唆
するような意見があったようです。

私は、やはり勧告を尊重すべきなのが筋だと考えています。

しかし、勧告本来の役割を度外視するなら、それ相当の理由が必要ですし、様々
なことを想定した周到な準備が必要だと思っています。これは簡単なことではあ
りません。昭和57年に勧告を凍結したことがありましたが、私はその次年度か
ら給与担当を3年務めています。最終的に、その凍結幅を回復していますが、そ
のときの混乱ぶりは鮮明です。もしマイナス幅を広げるならば、最大の慎重さを
持って進めるべきだと感じています。

また別の側面ですが、人事院勧告は、官民格差の解消が一つの柱になっていま
す。しかし、この考え方で、今の情勢のなかで本当に良いのかどうか、再考すべ
き時期に来ていると感じています。公務員給与には、あまり景気経済の変動に左
右されない、安定さが必要なのではないかと感ずるのです。またあまりにも顕著
な地域格差も如何なものかと思っています。これらの問題は、勧告制度全体の問
題であり、今回の勧告とは直接関係がありません。しかし、今後、考慮すべき重
要なポイントだと思っています。

いずれにしても今回の勧告を受けて、12月1日の手当支給の基準日には、法律
が機能している必要があります。そのためには、改正法案は10月末には国会に
提出されていなければ、間に合わない可能性があります。これから突っ込んだ議
論に拍車がかかります。

さあ今日も、しっかりと前進します。
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   2010・8・11 Seiji
Ohsaka

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